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京都府私立中学高等学校保護者会連合会現地研修 2012年10月17日(水)18時34分

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京都府私立中学高等学校保護者会連合会(京私学保連)現地研修がありました。

現地研修の場所は、京都市北部の名刹大徳寺です。
目的は、私学保連活動の基本となる「学校教育における私立学校の重要性」「公私間格差是正」
「是正のための助成金拡充」などの再確認。
これらを保護者間の親睦を図りながら、行っていこうというものです。

事務局の方のお話によると、こういった研修は年に一回行われており、以前はバスを利用しての一日がかりのものだったそうです。
しかし、時代の流れでしょうか、保護者の方で一日時間を取るのが難しい状況となったと同時に、バスを利用してそれほど遠方まで行かずとも京都市内でまだまだ研修に相応しいところはあるのではないかということで、前回は東寺、その前は相国寺や西本願寺なども研修の場として試みに組まれたようです。
西本願寺の場合には国宝飛雲閣もそのスケジュールに組まれていたようで、保護者の方々の評判も良く徐々に定着したのだということでした。

さて、研修は午前10時に大徳寺境内に京私学保連加盟40校の保護者会の方々が集合し始まりました。
写真に少し写っていらっしゃる大徳寺塔頭の一つである大仙院ご住職大和宗貴和尚のご案内で進行しました。
和尚の博学な知識とその豊富さに保護者の方々も驚いていましたが、それと同時にユーモアあふれる解説についつい引き込まれていきもしました。
大徳寺と言えば、頓智で有名な一休和尚や、秀吉との確執で切腹に追い込まれた千利休を連想してしまいますが、実際に、ご住職のお話をお聞きしながら歩を進めていると、その連想が色鮮やかに彩られていく感じでした。
当日は、あいにくの朝からの雨模様の一日でしたが、書院から眺める枯山水や沙羅双樹の生け垣は、霧雨を背景に緑色に光り、少し色づき始めた紅葉と相まって見事な風景でした。

今回の現地研修を通じて、普段はあまり話すこともない他校の保護者会の方々と交流ができました。
京都の知っているようで知らない風景を歩きながらの研修は実に意義深いものであったと感じました。

京私学保連様、事務局の方々本当に素晴らしい機会を頂きありがとうございました。

*写真1:大徳寺山門。小雨交じりの天候が景色に格別の情緒を与えてくれていました。
*写真2:住職の説明に聞き入る保護者の皆さん。

平成24年度平安会会長 木脇和政