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遇いがたくして 今 遇うことを得たり 2020年04月01日(水)15時39分

写真このことばは、親鸞聖人の『教行信証』総序にあるものです。

入学式を控えて、龍谷平安では新たな出遇いに大きな期待感が高まっています。入学生の皆さんも、今まで様々な出遇い、例えば思い出深い小・中学校の先生とか卒業に際して別れがたい思いを抱いた親友とか、この積み重ねの中で今日の成長を果たしてきたことと思います。今は、また新しい学校でどのような先生に巡り合うのか、どんな友達と一緒のクラスになるのかという期待感でいっぱいのことかとも思います。私たちも同じです。

親鸞聖人は、29歳の時、法然上人と出遇われました。このお出遇いは、親鸞聖人の人生にとって決定的なことだったと思われます。それは、どうしたら皆が救われることができるかを求めて修行を続ける生活から、法然上人が信じ説かれる阿弥陀仏の本願の教えに出会い、救われる道が明らかになったからでした。

入学生の皆さんは、入学後の様々な出遇いにワクワク、ドキドキの毎日かと思います。今は、入学後の龍谷平安での生活に思いをはせて、新しい出遇いがあなた方の人生にどのような意味をもつのか、また、かけがえのない出遇いとはどのようなものかも考えてみてください。

皆さんとのお出遭いを、本当に楽しみにしています。

※ 学校法人光華女子学園 平成25年10月 今月のことば を参照させていただきました