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学校再開4週目です! 2020年06月22日(月)11時14分

学校も臨時休校から教育活動を再開して第4週目を迎えています。私の体温も35度台後半を前後して、心配なく過ごさせていただいています。
生徒の皆さんの疲れは心配です。ただでさえ不快指数の高い梅雨時、その上に長期間の休校・自宅待機から一転しての学校生活、またこの蒸し暑さの中のマスク着用と緊張感の連続です。
6月中は、学校も対外的活動を自粛しています。その関係で、学校行事も大きなしわ寄せを受け、クラス親睦を図る遠足などの校外行事も中止です。8月下旬に予定されていた中学生の研修旅行(九州長崎・五島列島方面)は延期となり、高校生の来年2月のハワイ・オアフ・沖縄研修も、ただいま現在では悲観的な見通ししか立ちません。学校ですから”勉強ばかり、勉強だけしておればイイ!”、とはいきません。集団活動の経験や学校行事の企画・運営も大いなる”勉強”です。第一、学校生活は楽しくなけらばなりません。
授業・行事・交友は、学校生活を支える三本柱です。
ウイズ コロナ での学校生活、まだまだ模索の段階です。

写真ホームページの<最新情報>などで紹介していますが、ご卒業生からの寄付・寄贈のお申し出が相次いでいます。上岡正義様、大塚拓馬様は休校期間中にマスクを大量にご寄贈いただきました。また、今回は齊藤孝夫様が大変に貴重なメソサウルス(※解説とお詫び)の化石標本ををお贈りいただきました(6/22付HPの<最新情報>に紹介記事と写真を掲載)。皆さまの母校への熱い思い、厚いお志には本当に頭が下がります。
だからこそ学校は楽しく、思い出深いものでなければなりません。コロナ禍の中での学校生活、この異常さだけが思い出となるなどということは許されるものではないと思います。

写真イタリアから「アジサイ便り」が届きました。いま、イタリア・ミラノに本校国語科の先生が活躍中です。日本人学校で教鞭を執られて2年目になります。ミラノでのコロナの厄災は想像を絶するものでした。その中でも帰国を希望せず、現地に残留して、オンラインでの連日の授業で大活躍中です。ミラノもやや感染状況に落ち着きを取り戻して、先日、短時間外出されたときに民家の軒先に咲くアジサイを見つけられ、WEB送信していただきました。見事なものです。青色アジサイの花言葉は『辛抱強い愛情』です。
花を愛でる心と生徒を思う教師の気持ちには国境がありません!

※ メソサウルス Mesosaurus - 古生代ペルム紀(3億から2億5000万年前)前期に生息していた初期の爬虫類の仲間で成長すると体長は1m位になるそうです。この化石は、南アメリカ大陸のブラジル、ウルグアイやアフリカ大陸南部のの南アメリカ共和国、ナミビアなどで発見されていることから、大陸移動説を証明する生物学的証拠のひとつとされています。このブログ掲載当初の記事には「恐竜化石」と表現していましたが、これは誤りでした。恐竜の生息期は、中生代(三畳紀・ジュラ紀・白亜紀)で、約2億5000万年前から約6500万年前のことです。
当初記事を訂正して、齊藤様にもご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。