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高校2年生での初めての仏参 2017年04月25日(火)14時04分

本日は高校2年生になって初めての仏参でした。

交通機関の遅延で遅れてきた生徒も居ましたが、ほぼ全員が開始時間までにしっかりと開式を迎えられる姿勢が出来ていたように思います。


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本日は年度初めの仏参であるので、校長先生から御法話を賜りました。


数年前に放映された『下町ロケット』のモデルと噂されている植松さんという方のお話でした。


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植松さんは車両搭載型の低電圧電磁石システムを設計、製作、販売する事業を営む会社を経営しておられ、近年ではJAXAと協力してロケットの打ち上げ実験を行っておられます。

現在はあちこちの団体で講演をされ、その中で「どうせ無理」という言葉の根絶を訴えておられます。


植松さんは子供のときに大好きだったお爺様と一緒に見た『アポロの月面着陸』をきっかけとして、ロケットに関する本をたくさん読み、宇宙に関わる仕事に就くことを夢見ておられたそうです。

ですが、当時の先生から「そんなのは一部の天才だけのもの。お前なんかにできるわけがない」と一蹴され、夢を持つと言うことはいったい何なのかと悩まれました。

『夢とは何か?』『夢とは今できないことを追いかけることではないのか?』
そうして、たとえ周りの人たちから理解されなくとも、本の中のライト兄弟やエジソンなどの『夢を持ち続けたからこそとても偉大なことを成した人々』を支えとしながら一心に打ち込み続け、今、ロケット開発に携わるまでになりました。
それはまさに植松さんのお母様の言葉『想いは招く』そのものだったようです。

こうした経験から、もし周りで「どうせ無理」と口にする友達・仲間がいたら、「だったらこうしてみたらどう?」と一緒に考えてあげて欲しいと仰っておられます。


誰かが壁にぶつかっているときに、こういった言葉を掛けられる『相手を思いやる心』の育成は、本校の掲げる建学の精神そのものです。
心を常に磨き、命を大切にする生き方、姿勢を日々学んで欲しいと思います。