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高2成道会 2021年12月07日(火)16時00分

本日はSUT終わりから、4限目に講堂で成道会をお勤めしました。成道会は、12月8日にお釈迦さまが悟りを開かれたことを記念する宗教行事です。

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5月の宗祖降誕会に引き続き、浄土真宗本願寺派布教使の中村啓誠先生のご法話で、「諸行無常(すべてのものは移り変わり、滅びないものはこの世にない)」がテーマでした。その中で、中村先生は「すべてのことには終わりがあるという考えは、人の気持ちを楽にする。ずっと物事が続いていくと、そのものの魅力は半減するだろう」と語られました。次に、アップルの創立者であった、故・スティーブ・ジョブズ氏のことを紹介されました。ジョブズ氏は17歳の時から、毎朝、鏡を見て「もしも人生最後の日だとしたら、君がやろうとしていることは、本当にやりたいことか」と、自分に問いかけていたそうです。中村先生は「いのちというのは短いから、だからこそ今私が何をしなければならないのかがはっきりしてくるのだと思う。ずっと生きているのだったら、人生の目的がわからなくなるんだろう」と、スティーブ氏から教わったと述べられました。

「いのちというのは一瞬一瞬移り変わっている、だからこそ尊い」

今日の成道会を通して「諸行無常」を考え、仏さまに手を合わせながら、それぞれのいのちと向き合う時間になったことでしょう。