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仏参「三つの大切」について 2016年05月19日(木)19時37分

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今日の仏参のお話は、2組担任の橋本先生でした。本校は5月21日で創立140周年を迎えますが、橋本先生は110周年ときに、平安の生徒として本校に在籍されていました。それから教員となられ、今までに本校の建学の精神である「三つの大切」をどのように受け止めているかをお話されました。

『ことばを大切に』
高校時代に野球をしていて、くじけることもくやしいこともいっぱいありました。そんなとき、仲間や監督から励ましの言葉で勇気付けられ、それを励みに頑張れ、やり切れました。「ことば」は人を勇気づけることもできるし、困っている人を助けることもできます。いまは軟式野球部の顧問として、「ことば」で選手たちを傷つけていないか。クラスの生徒たちにも嫌な言葉をかけていないか、常に自問自答しています。

『じかんを大切に』
毎日86400円をもらったらとします。今日使わなかったからといって残せるものではなく、また同じ86000円をもらうことはできますが、繰り越すことはできません。86400円もらったというのは、1分間60分。それが60分1時間で、60×60=360。それが1日24時間、360に24を掛けたら86400という数字になります。その86400円は「じかん」であり、老若男女、平等に与えられています。これを有効に使えるのはその人次第であり、ときには有効的に使えている場合もあれば、1円も使えないまま無駄に過ごしている人もいるかもしれません。みなさんは、高3になって平安で過ごせるのはほんのわずかとなり、それを是非有効に使ってほしいと思います。

『いのちを大切に』
平安は140歳であり、140年さかのぼるだけでも、30名の血族があり、誰一人欠けてもこの私までたどり着かなかったいのちです。このいのちのタスキは、次の世代につなげていかなければなりません。

橋本先生は最後に、
「限られた時間を有効に使い、自分が前向きになれるような言葉をかけてあげ、そしていのちというタスキを次の世代までつないでほしい」
と、その思いを述べられました。生徒たちも、あらためて「三つの大切」について考える時間になったのではないでしょうか。