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朝の仏参 2016年06月30日(木)10時20分

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今日の仏参は、7組担任の木脇先生のお話でした。

「時間を大切にするって具体的にどうすることなのか」と、生徒たちに投げかけられました。

「時間を大切に」と言いますが、自分のものになるかというとなかなか難しく、行動が伴わないといけません。決められた、限られた時間をどれだけ有意義に過ごすか。1日24時間、すべての人に平等に与えられている時間を自分にとって意味のある時間にできるか、実りのある時間にできるか。

そして、木脇先生の経験されたお話が続きました。

木脇先生が高校3年生のときでした。中学のときから仲が良かった友人と喧嘩をされ、お互い言いたいことが言えないギクシャクした状態になったそうです。その後、もともと病気がちだったその友人が入院。ギクシャクした関係を清算しようと思われましたが、病院には行かず、新学期にその友人と話をしようと考えておられました。しかし、新学期になってその友人が亡くなったことを知らされ、木脇先生は関係を取り戻す機会を失ったのです。そのとき、「時間には限りがある」と初めて実感され、そこから時間に対する考え方が変わったといいます。そして、木脇先生が心がけていることを通して、その思いが強く感じられました。

「時間を大切にする。言葉で言うだけ、思うだけではなくて、きちんと行動で表現できるようになって卒業していってほしい。」と、生徒たちにメッセージを伝えられました。ただ時間を大切にするのではなく、具体的にどう大切にするのか。今日の仏参の時間は、生徒一人一人がそのことについてしっかり考える時間となりました。