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平成29(2017)年度 御命日法要【9月】 2017年09月15日(金)07時43分

【ご案内】

 夏休みが約40日あった昔にくらべると、ずいぶん短くなった夏休み(約20日)が終わり、慌ただしく学園祭が開催され、まもなく前期を終えようとしています。
お盆には故郷に帰り、家族と過ごす時間は格別のもので、家族そろってお墓にお参りし、亡き人を偲び「ありがとうございました」と手を合わせると、心安らぐ思いがします。
「浄土真宗のお盆」の過ごし方は「お念仏」を通して、私自身の「いのちの依りどころ」をあきらかにしていくことであったのです。お盆の前にお示しすべきでしたが、あらためて、「浄土真宗のお盆」について学んでおきましょう。

お盆迎える心持ち
「お盆には、特別な準備が必要なのでは…」
大切な方を亡くして初めて迎えるお盆。どう迎えていいのだろうかとインターネットで検索したり、本を探す人も多いのではないでしょうか。ネットには「お盆のお供え物のしきたり」「お盆の供養の仕方」…など、いろんな宗旨、はたまた会社などの情報があふれています。
でも、ご安心ください。
浄土真宗にご縁のある方々は、お盆を迎えるための〝特別な準備〟は必要ありません。 お念仏のみ教えをいただき、仏さまの国(浄土)に生まれた亡き方々は、阿弥陀仏とともに、大いなる慈悲の心で、迷いの中で苦しむ私たちを、いつも見守っていてくださっているのです。そして、さまざまなご縁を通して私たちを仏前に誘ってくださっています。ですから、亡くなった方々の罪障を除き、冥福を祈るために行う「追善供養」は必要ありませんし、精霊棚、施餓鬼棚もいりません。
亡き方の恩に感謝し、仏さまの救いにあい、お浄土に先にいかれた方々と、やがてはお浄土であえるというみ教えを聞いていくのが浄土真宗です。その仏さまを「南無阿弥陀仏」といいます。
お念仏をとなえ、み教えを喜ぶ身になってほしいという、亡き方たちの願いを聞いていっていただきたいのです。ぜひとも、お寺で行われる法要、家庭でのお盆参りで法話を聞いてください。そして、仏さまのお話を通して、わが身を振り返る大切な機会にしていきましょう。       「2017(平成29)年8月1日 本願寺新報 浄土真宗のお盆 より」

2017(平成29)年 “建学の精神”の伝播と醸成

9月 御命日法要 
○ 日時 9月15日(金)16時~
○ 場所 礼拝堂
○ 法話 西村了慶 先生
                         ◎ みなさん、お揃いでお参りください。