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2021(令和3)年3月 御命日法要について 2021年03月16日(火)09時00分

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2020(令和2)年度 御命日法要【3月】                       
私たちのちかい  一、自分の殻(から)に閉じこもることなく
           穏(おだ)やかな顔と優しい言葉を大切にします
           微笑(ほほえ)み語りかける仏さまのように
         一、むさぼり、いかり、おろかさに流されず
           しなやかな心と振る舞いを心がけます
           心安らかな仏さまのように
         一、自分だけを大事にすることなく
           人と喜びや悲しみを分かち合います
           慈悲(じひ)に満ちみちた仏さまのように
         一、生かされていることに気づき
           日々に精一杯(せいいっぱい)つとめます
          人びとの救いに尽くす仏さまのように

今年も春のお彼岸の季節を迎えました。厳しい寒さも少しずつ和らぎ、太陽が真西に沈むこの時期、春の温かな光に包まれながら阿弥陀さまのお浄土へと往生していかれた大切な人を偲ぶという方も多いのではないでしょうか。
『彼岸花』
俳句では春の季語
「暑さ寒さも彼岸まで」「ひがん花」「ひがんだんご」などと、彼岸は昔から日本人に親しまれてきた国民的行事です。春分・秋分の日を中日とし、その前後一週間のあいだ、寺々では彼岸会という法事が勤められ、祖先をしのび、墓参や寺院に参詣する期間となっています。
彼岸とは、文字通り、向こう岸のこと。サンスクリット語「パーラミター」の漢訳「到とう彼岸」を略したもので、私たちの住む迷い多い此岸から、煩悩の川を渡り越えて到達する仏の世界をいいます。お釈迦さまは、此岸から彼岸へ到達するための道として、六波羅蜜の教えを説いておられます。
太陽が真東からのぼり、真西に沈んでいくこの日に、此岸の現実を反省し、彼岸の仏さまのお徳をたたえるのです。
そういえば、極楽は真西にあると聞きました。
「本願寺出版社『くらしの仏教語豆事典』より転載」

3月 御命日法要
○ 日時 3月16日(火)15時30分~
○ 場所 講堂
○ 法話 ※勤行(讃仏偈)のみ