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2022(令和4)年10月 御命日法要について 2022年10月11日(火)08時00分

私たちのちかい  一、自分の殻に閉じこもることなく
           穏やかな顔と優しい言葉を大切にします
           微笑(ほほえ)み語りかける仏さまのように
         一、むさぼり、いかり、おろかさに流されず
           しなやかな心と振る舞いを心がけます
           心安らかな仏さまのように
         一、自分だけを大事にすることなく
           人と喜びや悲しみを分かち合います
           慈悲に満ちみちた仏さまのように
         一、生かされていることに気づき
           日々に精一杯つとめます
          人びとの救いに尽くす仏さまのように

黄金色になった稲田のあぜ道に真っ赤な花が彩る時期となった。ヒガンバナという名称は、秋の彼岸の頃に咲くのでこの名がある。この花に「西方の極楽世界を教え、いざなってくれているように見える」と言った人がいた。ヒガンバナには別名が多い。それは多くの人に知られ、生活の中で語られてきた証拠であろう。曼殊沙華(まんじゅしゃげ)もそのひとつで、仏典に由来した名である。曼珠沙華はサンスクリット語でマンジューシャカといい、柔軟草と訳す。見るものをして剛強を離れしめるという天の草との説明がある。また経典には「釈尊が経を説き竟(おわ)って天は曼陀羅華(まんだらげ)、摩訶曼陀羅華、曼殊沙華、摩訶曼殊沙華を雨降らし、仏の上及び諸々の大衆に散じた」ともある。ほかにも、真っ赤な色が死と結びつくところから「シビトバナ」「ユウレイバナ」「ハカバナ」とも呼ばれる。北原白秋の「曼殊沙華(ひがんばな)」という詩には「GΟNSHAN(ゴンシャン)GΟNSHAN 何処へゆく 赤い御墓の曼殊沙華(ひがんばな)曼殊沙華 今日も手折りに来たわいな」とある。山田耕筰の曲がつき、何か恐ろし気な雰囲気が伝わってくるが、子を亡くした母親が子の年を数える苦悩が歌われているという。この花は、飢饉の時などの救荒作物ともなった。田のあぜに植えられているのは、モグラを防ぐためとも聞いた。花期は 1 週間程度とのこと。盛りの頃を見て、心落ち着く時間を持ちたいものである。

「2022(令和 4)年 10 月 1 日(土曜日)本願寺新報『赤光白光』より」

10 月 御命日法要
○ 日時 10 月 11 日(火)16 時~
○ 場所 礼拝堂
○ 勤行 正信念仏偈
○ 法話 田坂 亜希子 師(浄土真宗本願寺派布教使)