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2023(令和5)年7月 今月の聖語・言葉について 2023年07月01日(土)09時00分

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今月の聖語・言葉を紹介します。

今月の聖語 ・・・ 正門聖語板
今月の言葉 ・・・ 教室掲示今月の聖語


【今月の聖語】
その行ないが親切であれ   『ダンマパダ』

『ダンマパダ』とは、釈尊の教えを集めたもので、人間そのものへの深い反省や生活の指針を短い句によって示したものです。
 仏教には他者に対し、慈しみの心を持って接する「慈悲」という言葉があります。釈尊が「行いが親切であれ」と述べるように、私たちは他者に対してどのように接することができるでしょうか。ここで、「無財の七施(しちせ)」ということに触れてみたいと思います。
一「眼施(げんせ)」・・・温かく優しい眼差しで接すること。 
二「和顔施(わげんせ)」 ・・・柔和な顔で接すること。
三「言辞施(ごんじせ)」 ・・・優しい言葉で接すること。
四「身施(しんせ)」・・・自分の体で出来ることを奉仕すること。
五「心施(しんせ)」・・・思いやりの心を持って接すること。
六「床座施(しょうざせ)」・・・席を譲ること。
七「房舎施(ぼうしゃせ)」・・・場所をあたえ、あたたかく迎えること。
 これらは、財がなくても心さえあれば実践することが出来る事柄です。互いに敬い合い、助け合いながら日々の生活を送っていきたいものですね。

【今月の言葉】
見えないところがほんものにならないと、
見えるところもほんものにならない      東井義雄

 
  この言葉は、人間の内面的で、姿・形として目には見えない「心のあり方」の大切さについて述べられているように感じます。
 今から約十二年前になりますが、東日本大震災直後にテレビで流れた公共広告機構のコマーシャルで紹介されていた詩を思い出しました。宮澤章二氏『行為の意味』に掲載されているものです。

「こころ」はだれにも見えないけれど 「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど 「思いやり」はだれにでも見える

その人の「心のあり方」が、言葉や行動に表れるからこそ、相手に伝わるものがあり、心が動かされるのだと思います。逆を言えば、上辺だけ飾ったような言葉や行動では、なかなか相手には響かないものだと感じます。
 今回紹介した東井義雄さんの言葉ですが、「見えないところが見えるところを支えている」とも述べられています。この言葉の意味も併せて味わってみてほしいと思います。  合掌