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2022(令和5)年12月 御命日法要について 2023年12月12日(火)08時00分

私たちのちかい  一、自分の殻に閉じこもることなく
           穏やかな顔と優しい言葉を大切にします
           微笑(ほほえ)み語りかける仏さまのように
         一、むさぼり、いかり、おろかさに流されず
           しなやかな心と振る舞いを心がけます
           心安らかな仏さまのように
         一、自分だけを大事にすることなく
           人と喜びや悲しみを分かち合います
           慈悲に満ちみちた仏さまのように
         一、生かされていることに気づき
           日々に精一杯つとめます
          人びとの救いに尽くす仏さまのように


少し気が早いが、来年の NHK 大河ドラマは女優の吉高由里子さんが主演を務める「光る君へ」。『源氏物語』を書いた紫式部(まひろ)を主人公に、およそ 1000 年前の、摂関政治の全盛期である平安時代中期の京都が舞台となる。摂関政治の最高権力者としてテストにも出る藤原道長も、〝運命のひと〟としてまひろの幼少期から登場する。この道長の栄耀栄華がを象徴する歌が、「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」(=この世は自分のためにあるようなものだ。満月のように何も足りないものはない)。しかし、わずか 50 年後には摂関政治が衰退しはじめ、院政、平家・源氏の武士の時代へと移り変わっていく。まさに諸行無常である。月を詠(よ)んだ歌は多くあるが、み教えを聞く者としては法然聖人の「月影のいたらぬ里はなけれども眺むる人の心にぞすむ」を味わいたい。月の光はすべてのものを照らし、くまなく降り注いでいるけれども、月を眺める人以外にはその月の美しさはわからない。この月の光と同じように、阿弥陀仏のはたらきは、すべての人びとに平等に注がれているけれども、素直に受け容れ、お念仏する人こそ、お救いにあずかるのである。時間に追われる生活の中で、ゆっくりと〝月〟を眺めたのはいつだろう…。この人生を空
むなしいものにしないためにも、自己中心的な心ではなく、心を落ち着け、素直な気持ちで眺めたいものだ。

「2023(令和 5)年11月20日(月) 本願寺新報『赤光白光』より」

12月御命日法要 
○ 日時 12月12日(火)16時00分~
○ 場所 礼拝堂(北校舎4F)
○ 勤行 正信念仏偈
○ 法話 三ケ本 義唯 師(浄土真宗本願寺派布教使)