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2024(令和6)年3月 今月の聖語・言葉について 2024年03月02日(土)08時00分

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今月の聖語 ・・・ 正門聖語板
今月の言葉 ・・・ 教室掲示今月の聖語

【今月の聖語】
「愚者三人に智者一人」とて、何事も談合すれば面白きことあるぞ。
                  『蓮如上人後一代記聞書』

 今月の聖語は、蓮如上人の言葉です。愚者三人でも智者一人分の知恵が出るように、仲間と寄り合って話し合うことで、良い知恵が浮かぶということです。また「談合」とは、話し合いや相談するという意味です。ことわざにある「三人寄れば文殊の知恵」と同じたとえです。自分ひとりでは、考え方が狭まってしまい、なかなか良い知恵が浮かばないことがあります。そんなときに、他の人の意見を聞き、人と話すことで広い視野で考えることができます。
 ところで「三人」という人数ですが、話し手と聞き手、そしてそれを客観的に見る人という、非常にバランスのとれた形だそうです。二人だと意見の対立が起こる場合もあり、その場に客観的に見る人がいれば、話もこじれにくいというわけです。一人で考えて良い案が浮かばないときは一人で悩まず、まわりの人と積極的に談合してみてはどうでしょうか。


【今月の言葉】
足ることを知らない者は 富んでいても貧しい。 『遺教経』           
 
  今月の言葉は、お釈迦様が最後に説かれた説法をまとめた『遺教経』の一文です。私たちは、お金や物など欲しい物が手に入っても、「もっと欲しい、もっと欲しい」と新たな欲が起こり、それはとどまることを知りません。人間はそれだけ欲深く、足ることを知らないのです。足ることを知らない人は、いくら経済的に富んでいても、満たされず心は貧しい。そのことをお釈迦様は見抜かれ、反対に「足ることを知る人は、貧しくても富んでいる」と仰っているのです。
  1つの例えとして、半分の水が入っているコップがあったとします。これを見て「水が半分しか入っていない」と考えるのではなく、「水が半分もある」と考えれば、満足度が増します。私たちの欲にはキリがありませんが、この例えのような考え方をすれば、少しは満足な気持ちになるのではないでしょうか。
                            
合掌