HEIAN BLOG 高2学年 BLOG

記事一覧

キャンパスビジットⅡ(第1日目・龍谷大学深草キャンパス) 2016年10月17日(月)19時20分

 木曜日から二日間にわたり、高大連携プログラムのキャンパスビジットⅡが実施されました。昨年のこの時期に、大学とはどのようなものか?を実感するために訪問していますが、今年はより踏み込んで、学部・学科を選ぶ上で非常に重要な位置づけとなる行事です。
ファイル 687-4.jpg

 第1日目午前中は文学部と短期大学部の模擬講義でした。それぞれの学部の先生方が、高校生向けに講義を構成して下さっており、その学部、あるいはその先生の特色がよく表れていました。
 
 文学部は東洋史学の講義でした。たくさんの学科があり、自分の目指す学科の内容ではなかった生徒もいますが、文学部の講義がどのようなものかを理解することができたと思います。講義の最後に先生から何か質問は?と聞かれて、普段なら大勢の前で手を挙げて発言するのを高校生は恥ずかしがる傾向が強いのですが、一人の女子生徒がすっと手を挙げて堂々と質問をしていました。取り組む姿勢と講義内容に興味関心があるからこその行動ですが、今後、もっとこのような姿勢や気持ちを持った生徒を育てていかなければならないと強く感じました。

 その後、昼休みを挟んで、学生交流です。これは平安OB・OGの大学生が協力してくれました。彼ら自身が自分の言葉で現在までの学生生活を説明してくれ、自分が高校生だったときの学部選びで悩んだことや、どのように決めたかなど、高校生には知り得ない部分を具体的に後輩に説明してくれました。
ファイル 687-1.jpg
(写真は2日目の学生交流です。)

 特に印象的だったのは、「大学生は自主性・主体性がないと何もできない」ということです。全てにおいて受け身な高校生達の現状と違い、大学では一人一人が自分で考え行動しないと何も得られないし、最低限のキャンパスライフすら送れないということでした。

 午後は社会学部と国際学部の模擬講義が行われました。国際学部ではネイティブの先生が英語によって講義をなさいました。英語や異文化に興味のある生徒達にとって、コミュニケーションの第一歩である英語(滑らかなネイティブスピーカーの英語)は、聞き取るにはかなりの集中力が必要だったと思います。しかし、受講した生徒からは「難しい単語も出てきたけど話の大筋は理解できた」というコメントも聞いていますので、おっ、なかなかやるなと、生徒達の成長を感じることもできました。
ファイル 687-2.jpgファイル 687-3.jpg
社会学部講義風景               国際学部講義風景

 生徒達は徐々に迫ってくる進路選択の決断に向けて学部の内容や将来のビジョンを思い描くようになっています。その中で、実際に自分の興味のある学部の講義を聴いてみることによって、より具体的に学部での学びや大学生となった自分を想像すると共に、進学の意欲を確実に高めていることが感じられます。

 高大連携校の強みとして、普通の高校生には経験できない進路選択での貴重な経験が出来たのではないかと思います。