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第9回 高2仏参 ―大きなものの陰には…― 2017年07月07日(金)15時01分

7月4日は第9回の高2仏参日でした。
また、夏期休暇前の最後の仏参でもあります。
そろそろ2年生の折り返しも近づいてくる中、ほとんど崩れること無く時間までに着席を続けられたようで、ささやかなことながら少し感心しております。

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本日の御法話は7組担任の藤井先生から頂きました。

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藤井先生は御法話を始められる前に、

「仏参は10~20分程度の長さしか無いけれども、仏教に触れる貴重な時間。
“生老病死”という仏教の四苦の教えは、四苦としっかり向き合って生きるということです。
しっかりと積極的に仏参に参加しましょう。」

と伝えられました。

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(生老病死について語られている様子です)

ここしばらくの仏参の様子(歌の際にあまり声が出ていないこと)を見ていて少し元気がなくなってきているように感じることから、改めて自ら仏教を知る姿勢を大切にするよう訴えられ、それから御法話を始められました。

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藤井先生は2つのことを伝えられました。

①最初に皆が『目を閉じて一切何もしない』ようにと話されました。
そのまましばらくその状態を続け、タイミングを見計らってから目を開けるように指示されました。

「今、何秒経ったと思う?」

そのように問われました。
生徒の大部分は1分程度であると回答しましたが、実際の時間は40秒でした。

時間を数えるようにと指示をしていないため皆感覚で答えていましたが、正答できなかったとしても実際の時間より早いと感じる者がもっといても良さそうなものです。
これは、私たちが普段の生活で『視覚に頼る』部分がとても大きく、そこを塞いでしまったときに『見えないことの不安を感じるから』だと説明されました。
ご自身も担任として生徒の進路希望を聞く立場であるけれども、「まだ行きたいところが決まっていない」と答える子も多く居り、その状態は『先が見えない不安』を感じている状態と同じである。
希望が決まっているならその道に向かって進むだけ。
先の道が見えているからこそ進んでいくことができるのだ、と『先を決めることの重要さ』をまず訴えられました。


②また、目を閉じていた時間に『自分たちは何を感じたか』ということを問われました。

目を閉じているので視覚には頼れません。
必然的に、残りの感覚で周囲の情報を得ることになります。

『耳で』普段は聞こえないような音、例えば服の擦れる音がうるさく聞こえるように。
『鼻で』普段は意識することの無いような講堂のにおいを嗅ぐように。
『肌で』普段はわからないような空気の流れを感じるように。
『舌は』さすがに特別なことは何もかんじられませんが…。

普段『目で』見る大きなものばかりを頼りにしてしまいがちですが、『視野』という1つの大きな情報以外にも様々な小さなものから私たちは影響を受けています。
ただ、大きなものの陰に隠れてしまって普段はなかなか気付くことができないだけなのです。

たとえば両親や友達からの影響は大きなものですが、自分たちが身に付けている衣類などにもそれを作った見知らぬ誰かが居る。
そういう小さなものからこそ非常に沢山の影響を受け続けている。

生まれてからこれまで、何億、何兆もの小さな影響を受けながら今までの自分を作っている。
そうして、過去の、今の、未来の自分が、誰かに大きな、小さな影響を与え続けていく。

そういうことを考えながら生活して欲しい。
自分たちを形作るすべてを感じて、自分の先のことを見つめていってくれることを念じられました。