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仏参のお話 2019年05月09日(木)13時33分

本日は副校長の山脇護先生のご講話でした。

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山脇先生は数年前にドイツの学校を視察されたそうです。

ドイツの高校では、先生が書道の教員であることから「私の名前を漢字で書いてみてほしい」と多くの人に頼まれました。その度にひとりひとりが名前の由来や、将来はこんな風になりたい、などの思いを先生に伝え、先生はできるだけそれに沿うような当て字を考えられました。中には高校生もいて、その熱い語りがとても印象的でした。
この経験から、改めて東洋の文化の奥深さ(西洋人の漢字に対するあこがれ)やドイツ人の生き方に対する自信の堅固さを改めて意識されたそうです。

皆さんには、根本的な問い(「人とは何か」「どう生きていくのか」etc.)について考えてほしい。そうすれば自然と自らに自信が持てる。また、平安高校の「平安」という銘柄に頼らずにしっかりと生きてほしい。「平安」には確かにこれまでの諸先輩の積み上げた伝統に対する、世間からの信用や信頼という一種の資源がある。その資源を後輩へつなぎながら、自分の足で歩んで欲しい。

この一年が正念場です。成し遂げるために ①着手 ②姿勢 。つまりまず今から始める、次の段階を想像して心で準備する。さあ、今ですよ!