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平安学園 校友関係物故者追悼法要 2012年12月10日(月)18時46分

本日は、本願寺御影堂にて、「平安学園 校友関係物故者追悼法要」がありました。
保護者会会長として参列しご焼香して参りました。
学園からは高校一年生の生徒らが代表して参列したようです。

追悼法要は、今年は少し遅かったのですが、だいたい毎年この季節に行われます。

平安学園校友関係者には生徒らの家族も含まれます。
今年亡くなった方々の一覧に生徒らの家族が含まれているのを見ると、私も保護者の一員として胸の痛みを覚えないわけにはいきません。僅か十代で受け止めるにはあまりに大きな悲しみは、私たちには感じることができても癒やす力は到底ありません。

そういうこともあってでしょうか、追悼法要の講話では燧土校長先生が、仏教の「愛別離苦」という言葉の意味からお話を始められました。

法要で唱和された「み仏に抱かれて」という仏教賛歌をもとに、生徒にも分かりやすい形でお話になり、「…それが、いのちを大切にし、先に逝かれた方々に応える私の生き方であったことに気づくことになるのです。」と締めくくられていました。

参列していたのは高校一年生です。人生経験は短く、それほど多くの別れを経験してはいないでしょうが、若いが故に感受性は強く、別れの辛さ、悲しさは大人以上に感じているのではないかと思います。
先生のお話は、そのような人生につきまとう悲しみについて述べられると共に、しかしそれをしっかり乗り越えていくことことそが、亡き方のご遺徳を偲ぶことになるのだという力強いメッセージであったように感じました。

最後に恩徳讃が唱和されて、法要は終了いたしました。
「み仏に抱かれて」は切なく、哀惜を伴うメロディですが、こちらの恩徳讃は清らかで美しく、学園では入学式や卒業式などでも唱和されます。

*追悼法要の様子は高一学年ブログに掲載されています。

平成24年度平安会会長 木脇和政