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ネイチャー部 京都府私立理科研究会の夏季現地研修会に参加してきました 2019年08月22日(木)13時13分

 8月の18日~20日の3日間,毎年行われる京都府私学理科研究会主催の夏季現地研修会に参加してきました。

 今回の研修は,愛媛県にある西日本最高峰となる石鎚山への登頂と,愛媛県から高知県にまたがる日本三大カルストの一つ,四国カルストの見学が主な目的です。
 本校からの参加は,中学1年の新入部員3名を含む9名で,18日の夜に学校に集合,飼育生物の世話をしてから,京都駅に移動し,団体バス乗り場から夜10時にバスで出発し,淡路島を経由し,徳島道~松山道を通り,翌朝6時に石鎚ドライブウエイの入口に到着しました。
 さらにドライブウエイを上がってからバスを降り,石鎚の国民宿舎から歩きはじめ,一路石鎚山の山頂をめざしました。

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 石鎚山は元々は信仰の対象として,修験者の修行の場となっていましたが,今では登山道も整備されて歩きやすくなっています。
 ただ,山頂近くの道には,修行となる?鎖場が三つあり,かなりスリルのある様子でしたが,天候が雨混じりの霧だったため,安全な迂回路を歩きました。

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 3時間弱で無事石鎚山頂に到着し,たまたま雲が切れたタイミングを捉えて記念撮影をすませ,ゆっくりと下山して午前の行程を終了しました。

 午後はバスで移動し,美しい清流で有名な面河(おもご)渓を散策した後,もう一つの目的の四国カルストに向かいました。

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 午前中からずっと霧と小雨で視界が悪かったのですが,ちょうど四国カルストを通過する時に雲が切れ,雄大なカルストの地形とゆっくりと回る巨大な風力発電の風車,放牧されている牛の姿などを見ながら宿に向かいました。

 最終日の午前中は,宿舎の近くにある「天狗高原セラピーロード」をガイドの方から植物などの説明を受けながら散策しました。道沿いにはさまざまな植物にネームプレートが設置され,わかりやすく解説が掲載されていました。また,植物を傷つけないように,プレートがスプリングで取りつけてあるのが印象的でした。

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 続いて,昨日はバスから眺めた四国カスルト内を散策しました。ガイドさんからカルスト地形の成り立ちや,ドリーネと呼ばれる窪地などについて説明を受けながら,遊歩道をゆっくりと歩きました。
 昼食後はバスに乗り,京都への行程も順調で,予定よりも1時間弱ほど早く京都駅に到着しました。

 今回は2日間ともあまり天候には恵まれず,その中で結構な距離を歩く研修会になりましたが,生徒たちは2日間で合計8時間ほどの行程を頑張ってよく歩きました。また,体調不良や怪我もなく,無事終了できたのが何よりでした。
 車中一泊を含む二泊三日の行程でしたが,いろいろ貴重な経験ができ,良い研修になりました。これからの部の活動に今回の体験を生かしてほしいと思います。