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弥生の茶の風景2 2015年03月31日(火)18時58分

■3月の活動②■
3月14日(土)
着物着付け体験&まちなか散策

1・2年生全員で着物の体験イベントに参加してきました。
会場で好きな着物を選んで、着付けを教えてもらい、その後、着物を着て京都の街中へ思い思いの散策に繰り出すという、京都市の『伝統産業の日』のイベントです。地の利と申しますか、京都にいることの有り難みを感じます。
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めいめいが数多くの着物の中から自分の好みの着物を選んで、着付けの先生に一つ一つ順番に着方を習っていきます。教えてもらった通りに自分で着物を着付けていきます。
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着付けが終わったらランチタイム。食事をとりながら、昼から京都のどこへ行こうか計画を練ります。
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みんな、個性がはっきりと出る着物チョイスですね。
2年生は花柄中心のかわいい女性的な着物が多いようです。1年生はなかなかの渋い好みのようで大人の女性っぽい雰囲気でした。
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午後からはみんな、グループごとで思い思いの場所へ散策に出掛けました。京都市内の何カ所かにチェックポイントがありそこで記念撮影ができます。会場内にも撮影場所が作られ、プロのカメラマンさんに着物姿で写真をとってもらえるというおまけ付きです。写真はデジカメのデータをSDカードに入れていただけました。
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残念なことに現代では、着物はどうしても高価で普段、気軽に着ることが難しくなっています。その外にも着付けの問題や、決まり事も多いので、高校生にとって、憧れはあってもなかなか手軽に着るには敷居が高いものです。着物とは実際にどのようなものなのか、着物を着る上でどのようなことを知っていなければならないのか・・・少しずつ身につけていけるような機会がもっと増えることが望まれます。
こういう機会を利用することで、実際に着てみようという気持ちを持ってくれたら将来的にすごく有効だと思います。後は、気軽に購入できたり、着られたりできる環境作りが急務かもしれません。京都はそういうチャレンジが可能な土地柄です。せっかくの日本の大事な文化・伝統がこのまま廃れていくのは非常に惜しい気がします。

《部員の感想(一部抜粋)》
【『着物着付け体験&まちなか散策』体験はどのように感じましたか?】
★ 着物を着て京都の町を散策するのは初めての経験でとてもわくわくしました。見慣れた所が着物を着ただけで違った景色に見える気がして楽しかったです。
★ 普段着物を着ることもないし、初めて着物で長時間いていろんな経験が出来た。外国の人に一緒に写真を撮ってと言われて、やっぱり着物は日本人なら一度は着た方が良いと思いました。
★ 着付けが自分達で出来るようになると茶道部で茶会を開くときでも一気に雰囲気が出るし、これからも(着物の知識を)知っていると便利でいいと思うので良かった。京都にいても京都らしいところへあまり行ったことがないのでいい機会になりました。

【着物を着てみてどうでしたか?】
★ 着物を着るのは二度目でしたが、今回は自分で着てみることができたので楽しかったです。いつか自分で着られるようになりたいと思いました。
★ すごく気持ちもしゃきっとして、姿勢が良くなった気がした。座ったりするだけでなく歩くのも大変で、着物で茶道をされている方はすごいと思った。
★ 着物を着たのは初めてだったが、浴衣と似た着心地で違和感はあまりなかった。あまり自由に動けない分、振る舞いが小さくなったり丁寧になったりしていつもより女性っぽくなった気がする。

【着物の良いところ】
★ 普段より大人っぽく品位があるように見える。
★ 姿勢が良くなり、自然に動作など綺麗にみせようとする。
★ 色彩が鮮やかで綺麗だった。
★ 帯の楽しみや組み合わせの楽しみがある。
★ 温かかった。そして気分も上がる。
★ 多くの外国の方から声を掛けられ交流が出来た。