HEIAN BLOG 高2学年 BLOG

記事一覧

宗祖降誕会・開校記念日 2021年05月21日(金)14時39分

 本日3限目は高校2年生・3年生、「宗祖降誕会・開校記念日」の行事に参加しました。浄土真宗本願寺派布教使中村啓誠先生をご講師としてお招きし、先日の「花まつり」とは参加形式を換え、3年生は講堂で、2年生は各教室でオンラインでリモート視聴しました。
「降誕会」は浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の生誕を祝う行事です。また、この日は本校の開校記念日であるので、開校記念式も挙行されました。ご講師のお話を聴くにつれ、ふと「誕生日」についての話を思い出しました。
 誕生日がくると、みんなが祝福してくれる。「お誕生日、おめでとう」と言って、親も、兄弟も、友人たちまでも祝ってくれる。それはそれで結構なことである。でも、次のような歌があることも知っておく必要があるだろう。
  もろびとよ思ひ知れかしおのが身の誕生の日は母苦難の日
おめでたい誕生の裏には、母親の陣痛の苦しみがある。生きるか死ぬかの苦痛がある。そういう苦難の上に、みなさんの誕生があるのです。親の気持ちというものは、親に死なれてみて、あるいは、自分の子どもに裏切られてみて、はじめてわかるものではないでしょうか。
こんな話でした。それこそ、吉田松陰の
   親思ふ心にまさる親心
でしょうか。
 コロナ禍とはいえ、従来の2学年が講堂で一堂に会しての宗教行事が待たれます。