HEIAN BLOG 高1学年 BLOG

記事一覧

仏参風景「濱田先生」 2016年11月16日(水)13時32分

ファイル 667-1.jpgファイル 667-2.jpg

11月16日(水) 濱田先生
 本日の仏参は2組副担任ので,音楽科の濱田先生でした。子ども時代から大学時代にかけての自分の考え方について話をされました。
「…自慢話とはとらえないで欲しい。」と前置きをされながらも,「子ども時代,どのような事柄についてもできる子どもだった。」と切り出されました。しかし『器用貧乏』で,もう一歩のところで何事もトップにはとうてい届かなかった。中学校時代には「音楽の先生になれれば,好きな音楽に一日中接していられるからいいな。」と考えていた。しかし,一日8時間は練習をしなければならないと聞き,あまりの大変さに途中でそれを断念した。高校3年生時の担任の先生から『君はいったい何がしたいのか。音楽をあきらめたのか。』と聞かれた。…なぜこのようなことを言われたのか分からなかったが,この一言がきっかけで,音大への道を歩むことになった。大学では入学する学生全てが,素晴らしい実績を持つ人たちばかりであるが,その中で「やっぱり一番になりたい。」と考えた。大学の先生方から『上手い』との評価を得たことはあったが,オーディションなどの本番では結果が出なかった。それでも1日8時間~12時間近くの練習を繰り返した。4回生になって応援してくれる友人が現れた。ようやくあるオーディションを通過できた。これに不合格となった友人が私に伝えた言葉がある。『他の人に負けたのは悔しい。でも君に負けたのは納得できる。それは君が学内で一番練習しているから。』なぜこのようなことを言ってくれるのか?大学の友人に対する見方が変わった。敵としか見ていなかった人が実はそうではなく,みんな私のことを思ってくれていたのだ。周りの人に対して「信用したり信頼したりできるようになってから,ものごとが良い方向に向かっていったような気もする。」
・君たちに伝えたい…「夢を実現するための努力をすること。」「そのためにあきらめず,努力する力をも養うこと。」「そして友人を想うこと。」

仏参風景「村上先生」 2016年11月09日(水)11時27分

ファイル 665-1.jpgファイル 665-2.jpgファイル 665-3.jpg

11月9日(水) 村上先生
 本日の仏参は学年部長の村上先生でした。教員生活の中で思い出される生徒達のこと,彼らが教えてくれたこと,つまり「ひとりひとりの中に仏が居るということ。」について話されました。
…今年,在職28年目になる。いろいろなことができる者やできない者,まじめな者やそうでない者,しっかりした対応ができる者やできない者など多くの生徒達と接してきた。その中でまずは「むちゃくちゃな生徒」の場合のお話です。彼は留年をしたために,クラスの中では1才年上という存在。物事にいらだち,何かと問題を起こしがちであった。あるとき家庭訪問をすると,彼はエプロン姿で弟妹のための夕食を作っている最中であった。意外な一面,弟妹を思う姿,そして自分に対する礼を尽くす姿に,本人に対する思いを新たにせざるを得なかった。そして彼の中には「しっかりと仏が居ることがわかった。」
次は「まじめで一途な生徒」の場合です。一流大学の薬学部を卒業後,製薬会社に勤めた。上司の方が彼の結婚式で『彼は仕事が遅い…』と意外なことを言い始めた。その方が彼の様子を確認してみた。『動物実験で解剖する際,始める前と終了後に必ずその動物に合掌をしている姿を見た。遅くなる理由が分かった。その後は「仕事が遅い」と他から指摘されることに,誇りを持つことができた。』ということである。この彼にも,「心の中に仏が居る」証拠だと思った。
たった2つの例ではありますが,皆さんも自分自身の中に「仏がいる」ということを感じることができるか,考えてみてください。

歌唱テスト 2016年11月07日(月)17時03分

ファイル 664-1.jpg

本日は、選抜特進一貫コースは音楽の授業内での歌唱テストでした。

今回のテストではイタリア歌曲、ドイツ歌曲、フランス歌曲の中から任意の曲を原語で歌うものでした。

普段馴染みのない英語以外の歌でしたのでみんな悪戦苦闘しながらも、それぞれが一番歌いやすい曲、または難しいけどこの歌を歌ってみたいという歌を選択してテストに臨んでくれました。

やはり人前で歌うことに緊張を隠せない人も多かったですが、中には「テストが終わってからパフォーマンスをしたいので最後にもう一度歌わせてください」と言ってくれた生徒もいて、みんなを楽しませてくれました。

今回の試験で、「人前で発表する」という事に少しでも慣れてもらえたら幸いです。

仏参風景「渡辺先生」 2016年11月02日(水)13時22分

ファイル 663-1.jpgファイル 663-2.jpg

11月2日(水) 渡辺先生
 本日の仏参は11組担任の渡辺先生でした。去年赴任されたばかりで,仏参では初めてのお話ということでした。自らの中学時代の体験談を話されました。
 先日懐かしい卒業文集を手に取る機会がありました,「いったいどんなことを書いていたのだろうか。」自分の事ながら思い出せないものです。そこに書かれてあったのは,「続けることの大切さを学んだ。」という内容でした。「意外にもポジティブな文章だったので,驚きました。」とのこと。中学時代は学級崩壊という言葉そのものの環境でした。かなり荒れた学校だったので,うんざりしていました。自分としては積極的に他の道を選んで私立に進むという道も選びませんでした。そんな自分を弁護するかのように,他への批判を強めていきました。しかしその時,母親からの言葉は,『あなただけのために,学校や現実があるのではない。…』であった。他への批判ばかりするのではなく,他への要求を求めるばかりでもなく,「自らを変える」という考えをすべきだということに至りました。こんな自分の環境を変えるために,勉強をし,クラブもした。いろんな事に向かっていった。そしてその結果,その後の選択肢が増えたといえる。そして今,結果としてここにいることができています。
 今から思えば,そんな荒れた環境も「それほど悪くなかったな。その経験があるから今の自分があるんだな。」とも言える。そして「何事も諦めずに続けることが大事だ。」ということを今,君たちに伝えたい。

秋の遠足 2016年10月28日(金)19時17分

ファイル 660-1.jpgファイル 660-3.jpg

大谷本廟の石段に集合し、東山を歩きました。
途中、展望台で休憩と集合写真。
最後は八坂の円山公園へ
雨の心配をしながらの遠足となりましたが、無事降られることもなく終えることができました。

仏参風景「御仏に抱かれて」 2016年10月26日(水)10時20分

ファイル 658-1.jpgファイル 658-2.jpgファイル 658-3.jpg

 10月26日(水) 
 本日の仏参は,次週10月31日(月)に行われる物故者追悼法要に向けの歌の練習でした。音楽の前田先生がピアノを用いて歌唱指導をされました。まず最初に校歌と平安学園応援歌を歌いました。よく声が出ていました。なお,歌詞を映し出す試みも新しくされていました。(三枚目の写真参照)

次に「み仏に抱かれて」を始めて習いました。当日は5限目から西本願寺へ移動します。各地から法要に来られる人たちの前での厳かな儀式となりますが,高校1年生が平安学園の代表として歌を歌いますので,しっかりと声を出して欲しいと思います。

仏参風景「燧土校長」 2016年10月19日(水)10時41分

ファイル 654-1.jpg

10月19日(水) 燧土校長先生
 本日の仏参は燧土校長先生でした。話を始められる直前,先生の念珠が切れるというハプニングが起こりました。
このことを受けてまず始めに,次のように述べられました。
「…念珠が切れるということが起こると,一般的には縁起が悪いといいます。しかし縁起とはそういうものではありません。真宗では,『形あるものはなくなり,これを避けることはできない。』と考えます。老い,患いそして浄土への道は誰もが受けることであり,仕方のないことと考え,そしてこれを諸行無常といいます。」と・・・。
その後に後期最初の仏参ということもあって,「建学の精神」と「平安の三つの大切」について話をされました。
「建学の精神」は浄土真宗の精神でもあります。「生きとし生けるものを迷いなく,悟りへと変換させたい。」と浄土真宗では考えます。
迷いとは何なのか。ひとは煩悩を持つ。他人と比べて,「欲・怒り・妬み」を持ってしまう。人はこれらとの闘いが苦しく,悩むのである。このようなところから脱することが悟りの世界なのである。
次に「平安の三つの大切」から,特に命の大切について話をされました。『しゃぼん玉とんだ。屋根までとんだ。…』という童謡を知っていると思う。野口雨情が我が子を幼くして,亡くしたときに詠んだ歌である。ひとの命のはかなさと,その命を想う周りのひとの想いを感じて欲しい。命とはそのようなものなのである。
年度当初配られた「平安の3つの大切」の冊子の一部を引用されましたが,「続きを是非読んで確かめて欲しいと思います。」と締めくくられました。始業式にお話しされた内容とともに心にしみいるお話でした。

この時期の過ごし方 2016年10月12日(水)11時56分

昨日今日と、プログレスコースはキャンパスビジットへ出かけ、龍谷大学での学生生活について講義を受け、キャンパス見学を行っています。
一方、特進コースは日々の課題をこなしながら、平常授業に取り組んでいます。昨年度入試では東大や京大が推薦入試を導入したことが話題になりました。そのことを考えると、実質あと2年で受験する可能性もあります。そのときに学力はもちろんのこと、「各大学がどのような学生を求めているか」「志望する理由」「推薦条件」なども把握していなければなりません。この秋、時間を見つけてオープンキャンパスに出かけてみましょう。いろいろな発見があるかもしれません。

始業式 2016年10月10日(月)16時25分

 10月5日(水)2限目、中学生と高校1年生が講堂に入り、後期始業式を持ちました。
 校長先生から、11月12日(土)に催される学園創立140周年記念行事についてのお話と、金子みすゞさんの詩を通して、みんな違ってみんないいのだ、というお話を頂き、お互いのいのち、ことば、時間を大切にする学園であろう、ということを再認識させて頂きました。
 常に心に留めたいという思いを新たにさせて頂きました。