本日の6限目は最後のLHR。プログレスコースはスポーツフェスでした。
ルールとマナーを守ることを約束として、クラス対抗で男子サッカー、女子バスケ、混合バレーを行いました。
選手はクラスTシャツを身につけて、各競技楽しみました。自分たちの競技が終わっても、審判したり友達を応援したりしていました。
決勝戦が終われば協力して後片付け。スポーツマンシップに則り、最後まで気持ちよく過ごせました。
今朝の仏参は、高3学年部長の西村先生のお話でした。
西村先生は『アンパンマンのマーチ』の以下の歌詞を紹介されました。
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
この歌の歌詞は、アンパンマンの原作者である故・やなせたかしさん。弟さんと戦争へ出征され、弟さんが特攻隊に志願され、やがて帰らぬ人となったそうです。そのことで、やなせさんは、「なぜ生き残ったのか、なんのために生きるのか」を問うきっかけとなり、アンパンマンを描くきっかけになったようです。
西村先生は、
「お腹がすいた子が出てきたら、アンパンマンは自分の頭をあげて食べさせる。アンパンマンは弱ってへとへとになって飛び去っていく。自分を犠牲にして、誰かを救おうとするそんなヒーロー像として描かれている。それがやなせさんの問いに対する答えであろう。」
「仏教では、他人のために尽くすことを「利他」という。自分を犠牲にして、他人のために行動する。利他ということをアンパンマンのストーリーに描かれているのだろう。」
「君たちが授かったその命というのは、どのようにして生かして生きていけばいいのか。何をして生きるのかということは、まもなく卒業を迎えるあなたたちが常々問い直していかなければならないだろう。答えは自分のなかで見つけていただきたい。」
と、生徒たちに話されました。
最後に、西村先生は『アンパンマンのマーチ』の最初と最後に挙げられる以下の部分を紹介。
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び たとえ胸の傷が痛んでも
「生きるきる喜びというのは、常々胸に痛みが伴うものです。それでもへこたれず、自分のいのちを生かして生きていってもらいたい。」
今日は『アンパンマンのマーチ』の歌詞を通して、生徒たちもそれぞれ考えさせられる内容でした。
本日は祝日でしたが、アスリート・プログレスコースの政策学部進学予定者は、政策学部のキャリアプログラムに参加しました。
龍大卒業生が講演、パネルディスカッションをされ、そのお話を聴きました。先輩のアドバイスを聞き漏らすまいと、参加者は熱心に聴き入りメモを取っていました。
大学を卒業したばかりの若い先輩方のお話は、手の届かない特別な人の話ではなく、「自分も努力すればなれるかもしれない」方の話として、とても励まされたのではないでしょうか。それぞれの道ではありますが、社会に出てきらきらと輝いていてほしいな、と願います。 今日の話を心に留めておきましょう。
今朝の仏参は、12組担任の小須賀先生のお話でした。
小須賀先生は、コミュニケーション能力が求められる社会のなかで、
「話したり書いたりする方向に意識がいきがちだが、まずその前提として大切なのは聞くことではないか。しっかりと人の話を聞くことから、コミュニケーションが始まります。」
「ことば」を大切にする前提として、人の話をしっかり聞くことが大事だと述べられました。そして、「きく」という三つの漢字を紹介され、それぞれどういうときに使うかを順に説明されました。
①「聞」 ・・・音や言葉が聞こえてくる状態のとき。
②「聴」 ・・・注意して人の話を聞くとき。
③「訊」 ・・・尋ねて自分の理解を深めるとき。
社会に出る前に、③のような訊き方ができるようにすることが大切であり、まず相手の言うことをしっかり聴き、理解した上で自分の思っていることを発信する。小須賀先生は「これができるように、残りの3ヶ月を過ごしてほしい」と、生徒たちに伝えてられました。
本日の6限目、3年生はクラスの取り組みを行っています。そこで、先日行われた本校の創立140周年記念事業、教育講演会を振り返ろうと思います。
さる11月12日(土)に、本校の創立140周年の記念事業が執り行われました。その一環の教育講演会で、全校生徒が本校卒業生の太田雄貴氏のお話を聴きました。太田先輩は自身作のパワーポイントを示しながら「ありがとう、感謝 あの頃の僕へ」と題して、フェンシングを始めたきっかけに始まり、特別な存在ではなかった自分がどのように世界を意識するようになったのか、どんなことをやっていったのかなどなどを話されました。時には笑いを織り交ぜながら、とてもわかりやすく、後輩たちに語りかけられました。生徒たちも太田先輩の姿をじっとみつめながら、最後まで聞き入っていました。
講演の最後には、積極的に挙手した3年生を中心とする後輩たちの質問、要望に真剣に応え、励まされました。
今日の講演を聴いて、「やるぞ!」と一歩を踏み出す人もいるのではないでしょうか。
たくさんのエールを、ぜひ心にとどめておいてください。
今朝の仏参は、11組担任の松田先生のお話でした。
最初に「最近手紙って書いたことありますか、もらったことありますか」と話を切り出され、ある卒業生の手紙を紹介されました。その卒業生が悪いことをしてしまい、自分のしでかしたことに後悔し、恩師である松田先生に対する感謝とお詫びの気持ちを書いた手紙でした。
「悪いことをしたが、平安で学んだものを、この卒業生は今も心に残っているのです。あなた方も、もうすぐ卒業を迎えて社会に出て行こうとしています。これから何十年と生きていく中で、いろんなことに出会い、いろんな人に出会うでしょう。でも、この平安で3年間、もしくは6年間学んだこと。勉強以外のことで、『ことば、じかん、いのち』を忘れないで過ごしていってくれたらありがたいです。」
と、述べられました。
松田先生の「生徒たちの人生の一つの方向性や指針になれば」という思いは、手紙を通して生徒たちに伝わったと思います。今年の高3の目標は、「三つの大切を心に刻んで卒業」です。手紙を送ったこの卒業生のように、高3の生徒たちが平安で学んだことをこれからも忘れないことを望みます。
今朝の仏参は、10組担任の林先生(理科)のお話でした。
前任校で写真部の顧問をされていた際、最も優れた写真部員であったAさんの指導に当たっておられました。もともと柔道部だったAさんは、人間関係から退部して写真部へ入部。1年で大きく成長し、他の人が撮らないような写真を撮って、複数の最優秀賞や入選を取られたそうです。そのAさんが進路に悩み、進路の迷いからAさんが書き綴った手紙を紹介されました。その手紙を通じて、林先生は聞いている高3の生徒たちに、次のように強く主張されました。
「誰でも限られた時間を生きるしかない、決められた時間のなかに自分の将来を決めていくしかない」
さらに、学校の先生になりたい、教員志望者に伝えたいことを3点上げられました。
①「どんな分野であったとしても、教わる方と指導者とが持てる力を最大に出した
とき、最高の結果が出る。」
②「健康であり必死に努力していれば、絶対に最悪の結果にはならない。」
③「その生徒が必要としなくなるまで、助けたことに付き合っていくだけの覚悟が、学校の先生にはいる。親も先生も子供が自立したことによって、はじめてその役目を終わる。」
今朝の林先生のお話は、進路に悩む生徒たちや教師を志す生徒たちにとても響くような内容でした。