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2/13 講堂仏参 2023年02月13日(月)17時42分

 今週は高校2年生が研修旅行へでかけるため、登校するのは中学生と高校1年生のみとなり、校内はいつもよりも少しひっそりとしています。
 中学生はいつも通り講堂仏参で一週間を始めました。本日の講師は、宗教科の石川真也先生です。

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 石川先生は今月の言葉から、心の眼、心眼とは、話されました。今月の言葉は、「×より○がよく見える『心の眼』を大切に」というものです。2月ももう半ばなので、皆さんも一度はこの言葉について考えてみたことでしょう。心の眼とは、ありのままに受け入れられる、まさに仏さまの眼のことです。

 ものごとを見たり、考えたりする時、人間はとかくフィルターを通して見てしまいがちです。このフィルターとは、それまでの経験によって作り上げたものです。大人になればなるほど、ありのままにものをみるのが難しくなってしまいます。たとえば、とパズルのようなクイズを紹介されました。「丸い点が3×3という状態で並んでいます。これらを一筆書きによって4本の直線でどうすれば繋げるでしょう?」この問を考える時、何気なく丸い点の並んでいるすぐ外側に枠を設定しがちで、解けなくなってしまいます。しかし、その枠にとらわれずに大きく捉えれば、4本の直線で一筆書きできるのです。さらに、丸い点をある程度広い面積を持つ、ととらえれば3本の直線でも一筆書きできるのです。勝手な枠や思い込みが、ありのままにものごとをとらえることを妨げてしまう、わかりやすい具体例でした。
 人に対するときにも、同じように思い込みや先入観を持っていませんか?ある面のみで決めつけるのではなく、ありのままに人に対することが出来る心の眼を持ちたいものです。

涅槃会 2023年02月08日(水)14時00分

本日、中学・高1・高2学年が講堂に集まり、涅槃会が行われました。
涅槃会とは、80歳でこの世を去られたお釈迦さまを偲(しの)び、
またお釈迦さまの説かれた教えに耳を傾ける行事です。

本日は、浄土真宗本願寺派布教使の藤澤彰祐先生のご法話を拝聴いた
しました。

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お釈迦さまが弟子の一人であったシュローナを諭されたエピソードを
通して、「あなたにできることを精一杯やりなさい」という大切なメ
ッセージをみんなに伝えてくださいました。

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本日の「涅槃会」を以て今年度の宗教行事はすべて終了です。

宗教行事は本校の「根幹」となる行事です。
在学中、多くのことを学べる大切な機会です。行事の大切さをしっか
りと理解し、様々なお話を通して心を磨き、成長してください。
君たちのこれからの人生をきっと豊かにしてくれるはずです。

English Day!! 2023年02月07日(火)16時00分

本日、English Dayが開催されました。

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これまでの授業で学んだ英語を使ってそれぞれの学年、クラスが発表
を行いました。クイズや歌、笑いに真剣なディベート、中でも聴衆者
を巻き込んでの3年生のディベートは秀逸でした。

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つたないところもありましたが、いつもとは違ったみんなの「表情」
が見られてとても良かったと思います。行事を通して英語学習を楽しんでいる様子や真剣に取り組んだ様子がしっかりと伝わってきました。さすが平安中学生!

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2/6 講堂仏参 2023年02月06日(月)15時10分

今週は月曜日のみ通常授業で、火曜日には平安中学校三大行事の一つ「English Day」があります。また水曜日は宗教行事の一つ、お釈迦様がなくなった日である涅槃会を執り行います。その後は高校受験のため自宅学習日となり、学校はお休みとなります。生徒の皆さんは自宅学習日だからと遊んでばかりいるのではなく、3年生は自校進だからと油断せずに受験勉強を、1・2年生は今月末に行われる学年末考査へとむけてしっかりと勉強をしてください。

さて今週は終わりはいつもとは異なりますが、始まりはいつもと変わらず講堂仏参からです。

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今週の法話は中2-2副担任の釘尾先生です。
釘尾先生は大学を出てすぐに平安中学校に来たわけではなく、最初は福岡の学校に勤められていました。その学校をやめるときに当時の学校の教頭からもらった文集があり、その中に「三配り(みくばり)」という言葉が載っていました。三配りとは“目配り・気配り・心配り”のことを言います。第一の目配りとはただ見ているだけではなく、注意して周囲のことを見ていることです。気配りは言わずもがなですが、相手の行動を読み手助けをすることです。最後の心配りとは相手の立場になって考えられる、相手を思い寄り添うことを表しています。お店で注文をするときに、人の様子をしっかりと見ていて注文が決まったと思ったときに呼ばれずとも聞きに来たという経験をされた方も多いのではないでしょうか?ほかにも先日の大雪で電車が遅延したときにアナウンスで受験生に対して、遅れても受験できるように対応させてもらうので安心してくださいと流れたというニュースも耳にしました。これらのことはすべてこの三配りに関係していることなのではないでしょうか。皆さんもこの言葉を忘れずに周囲をしっかりと見て何をすると喜ばれるか、どういったことをすると都合が悪いのかを考えて行動をするようにしてください。

校内展示のご案内 2023年02月03日(金)12時16分

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先月より、校内におきまして学習成果発表の展示を行っております。
本館入り口では、中1の総合学習で作成しましたSDGsの啓発ポスター、本館3階講堂前では中1~中3の書写で取り組みました書き初め(選抜)の展示をしています。

2月7日(火)には「English day」があります。保護者の方におかれましてはご来校の際に是非とも展示もご覧になっていただきたく、ご案内いたします。

中1 総合的な学習の時間 2023年01月31日(火)16時50分

中学1年生では、総合的な学習の時間の取り組みとして、
「SDGsについて知る」ために、興味関心のある目標について調べていました。
どのような問題が起きているのかをまずは自分が知り、さらに他の人たちにも知ってもらうためにポスターを作成してプレゼンをします。

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1月17日と24日の2回に分けて教室で発表をしました。

聴き手は項目ごとに点数をつけ、さらには良い点などをコメントしています。

最も評価された3つの班は1年生の代表として、2月14日に講堂で発表します!!


また2月末まで、1階の玄関にすべての班のポスターを掲示しています。

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1/30 講堂仏参 2023年01月30日(月)17時08分

 今週は2月となり節分を迎え、1年で一番寒い時期を迎えます。降雪は見られませんでしたが、空気はとても冷たく感じられました。春が待ち遠しいです。
本日も講堂仏参が行われました。ご講師は中学3年1組の副担任で数学科の中村定人先生です。

 昨年11月、FIFA ワールドカップ カタール大会でのドーハの歓喜については皆さんの多くが覚えていることと思いますが、皆さんが生まれる前の1993年に起こった、「ドーハの悲劇」について話してくださいました。FIFA ワールドカップ アメリカ大会への出場を目指した日本はグループ1位。しかし、そのグループでは5チームに出場の可能性が残されている、という僅差の状況でした。日本の対戦相手イラクの意表を突くコーナーキックからの攻撃により、90分17秒という時点でイラクのゴールが決まって日本は出場を逃しました。あともう少ししのげば出場できたのにという敗戦の悲劇が「ドーハの悲劇」と呼ばれています。ピッチでその瞬間を経験した選手のひとりが森保一氏でした。昨年のカタール大会で日本チームを率いた森保監督です。森保監督は「新しい景色」という言葉を使って、ワールドカップベスト8を目前にした状況を表現されました。その時、その時をそれぞれが一生懸命に生きているけれど、長い目で見ると、また違ったように見えるのではないか、と中村先生は指摘されました。

 平安ももうすぐ150周年を迎えます。平安の時間もその時その時と繋いでいます。みんな当事者として、瞬間を繋いでいきましょう。

1/23 講堂仏参 2023年01月23日(月)18時35分

皆さん年末年始はどのようにお過ごしでしたか?平安中学校では先週入学試験が行われ、次年度に入学する生徒たちが一生懸命試験に臨んでいる姿が見られました。3学期は休みが多く、自身で勉強をする習慣をつけなければ学年末考査でしっかりと点数をとることができません。有終の美を飾れるように万全の態勢で試験に臨めるようにしてください。

さて、本日は2023年になって初めての講堂仏参でした。
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今回は中学1-3の副担任である北川先生のお話でした。
北川先生はもともとはCA志望であったが大学に通う条件として親と4年制の大学でしか取れない資格を取ることと約束をしていたために、渋々ながらも教員免許を取得したそうです。免許をとっていたので親も教員になるものだと思っていましたが、やはりCAになりたいという夢があきらめきれず、自身のバイト代を使ってスクールに通ったこともあるようです。実際にCAの養成スクールに行ってみると周りにいるほかの生徒がすごくきれいで、英語も流ちょうに話すことができている自分よりも優れた人たちばかりだと感じたそうです。そこからCAという道を進むのではなく、会社員を経て今の教員という職に就かれました。もちろんスクールでは精いっぱい努力をされましたが、思うようにはいかなかったため泣く泣くという結果でした。このように努力をしても必ず報われるという保証はどこにもありませんが、この努力が全くの無駄であるかといわれるとそうではありません。何かの役に立つことも大いにあり得るので、最初から努力をすることは無駄だと決めつけるのではなく一度挑戦をしてみてそれでもだめだった時に捨ててしまうのではなく、自身の1つのスキルとして、頑張ることができた経験として忘れないようにしておいてください。

学力推移調査 2023年01月17日(火)15時00分

第3回の「学力推移調査」を実施しました。難問に苦戦していた人もいたようで
すが、この試験に向けてしっかりと準備、対策をし、自分の成長を感じた人もい
たように思います。
結果(成績)が返却されるのは約1ヶ月先になりますが、問題と解答解説は来週
返却されます。必ず「リトライ」をし、出来なかった問題は「潰して」おくよ
うにしましょう。

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報恩講 2023年01月12日(木)14時00分

報恩講は,宗祖親鸞聖人のなくなられた1月16日前後に行われる法要です。
本校では、親鸞聖人の徳をしのび、その教えを再確認するために行っている
大切な行事です。

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本日は浄土真宗本願寺派布教使の朝山大俊先生のお話を拝聴しました。

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「親鸞聖人の言うことには決して背かない」と言っていた弟子の唯円房が、
親鸞聖人から「千人の人を殺せば、おまえは必ず往生できる」と言われた時、
「千人どころか一人も殺すことはできません」と返答しました。そのとき
親鸞聖人は「おまえが一人すら殺すことができないのは、おまえの中に、殺す
べき縁が整っていないからである」とおっしゃったそうです。

「さるべき業縁もよをせば、いかなるふるまいもすべし」
もしそうせざるをえないような情況に置かれたならば、自分はどんなふるまい
もしかねない、どんなに非道なこともやりかねない、という深い自省のことば
です。親鸞聖人は、そういう自らのあり方を自覚することの大切さを説いてい
ます。
私たちは、たまたま生まれ育った境遇や、現在の生活や人間関係が犯罪を促す
ようなものではないので、今は重罪を犯すことが思いもよらないだけなのです。
もし、考えもおよばないような情況に追いつめられたり、犯罪を引き起こすよ
うな条件が周りにそろってしまったならば、自分も何をしでかすか分からない。
そのような「想像力」(自分の立場に置き換えて考えてみる力)を持って物事を
見ることが大切なのかもしれません。