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3学期始業式 2023年01月07日(土)10時20分

今年度から3学期制になり、始業式からのスタートになりました。
良い1年になるように、A(明るく)T(楽しく)M(前向きに)で
1日、1日頑張っていきましょう。

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始業式終了後は外部講師をお招きして情報リテラシーについての講
習を行いました。
SNSへの軽率な投稿によっていかに容易く個人情報が漏れ、しか
もそれがどれほど危険であるかを事例の紹介と共にわかりやすく説
明してくださいました。
「自分は大丈夫」「大したことじゃない」という過小評価(正常性
バイアス)が危険を増幅させていることをしっかりと認識して、ス
マホやタブレットを利用してください。

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2学期終業式・大掃除 2022年12月24日(土)16時00分

本日は2学期の終業式でした。
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校長先生の式辞の最後に、学校に寄せられた一通の手紙について
お話がありました。

「小学生の息子と公園に遊びに行った際、すでにそこにはバスケ
ットボールをしていた平安生の皆さんがいました。どうしようか
と思っていたら、皆さんが息子に声をかけ、仲間に入れてくださ
り、一緒に遊んでくださいました。お友達と遊ぶ機会がなかなか
なく、親子2人で過ごすことが多い中、本当に楽しそうに遊んで
いる息子の顔を見て、平安生の皆さんの優しい心遣いに涙がこぼ
れそうになるほど嬉しく思いました」

聞いていた私たちも胸が熱くなりました。

心温まる話を耳にして、2学期を終えました。

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明日から冬期休暇に入ります。
生活習慣をくずさないように過ごしてください。

12/19講堂仏参 2022年12月19日(月)15時55分

 はやいもので、今週の土曜日には2学期の終業式が行われます。
そのため、中学生にとっては本日の仏参が今年最後となりました。ご講師は本願寺の古賀明徳先生です。

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古賀先生は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標SDGsに照らした「仏教SDGs」に関わる内容について話されました。
本校でも、食事の前後に食前の言葉と食後の言葉とを唱えています。日本の習慣では、食前に「頂きます」食後に「ご馳走さまでした」と唱えますが、その言葉の意味を考えた事はありますか?「頂きます」の言葉の前には、「尊い命を」と本来ならばつけるべきところで、「尊い命をこれから頂き、命を長らえます。ありがとうございます」という感謝をこめた言葉です。また、「馳走」という言葉は馬に乗って走り回る、という意味で、「この食事のために走り回って頂きありがとうございました。」と、これも感謝をこめた言葉です。つまり、日本では食事の前後にたくさんのお陰様の上で食事ができている、と実感できるのです。
これからも、たくさんの尊い命を頂いていること、ありがたいもてなしによって食事が用意されていること、これらを意識して感謝の念をもって味わいましょう。

中学音楽祭 2022年12月17日(土)16時00分

中学三大行事の一つである音楽祭が開催されました。
ステージで一生懸命歌う姿がとても格好良かったです。
今年は保護者の方々にも当該学年のみではありましたが、
ご観覧いただくことができました。

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たくさんの問題や意見の食い違いなどを乗り越えて迎えた
本番だったと思います。「結果」ももちろん大事ですが、それ
以上に「プロセス」が成長の糧となるのだと思います。

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成長がたくさん見られた音楽祭になりました。
クラスの皆で頑張った時間、何度も何度も歌った曲、そして
「一生懸命に取り組んだ自分」のことをいつまでも忘れないで
いてください。

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音楽祭3日前 2022年12月14日(水)16時00分

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本日も15時までクラス全員で合唱練習です。
明日は早くも音楽祭のリハーサルです。
どのクラスもいよいよ最後の追い込みが始まります。
ここからの「変貌ぶり」を見るのが音楽祭の楽しみの
1つでもあります。自分たちがどこまでやれるのかを
自分たちで確かめてください。頑張れ平安中学生!

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12/12 講堂仏参 2022年12月12日(月)13時10分

期末考査の返却も終了し、もう今週末は音楽祭の本番です。あと5日間をどれだけ練習できるのかを考えてみましょう。

今回と次回の講堂仏参は本願寺の方が法話をしてくださいます。本日のご講師は若林唯人さんです。

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若林さんは「阿弥陀仏は目に見えない光である、赤外線やレントゲンをとるときのX線のような存在です。」とたとえられました。どのような意味であるのか疑問に思われる方も多いと思います。阿弥陀仏も目に見えていないが、赤外線のように暖かく、そしてX線のように体の内面(心)までを見透かしていらっしゃるのです。若林さんは中学校時代にいじめられていたことがあり、そのことを隠して高校生活を送っていたそうです。その中でサッカー部の友人を作り楽しく過ごしていましたが、ある日別のサッカー部の人がすれ違いざまにあいついじめられていたらしいと話しているのを耳にして、友人も知ってしまい、態度が変わるのではないかと恐れていたそうです。しかし、その態度は変わることはなく、今でも年に一度はご飯に言っている仲だそうです。未だにいじめられていたことを知っているのかを聞くことはできていないようですが、いじめられていたことをほかの人が知っていたことに血の気が引いたことと、暖かく接してくれていた友人のことは忘れることができないそうです。若林さんには友人がいてくれましたが、皆さんの周りには阿弥陀仏のように優しく接してくれる人はいるのでしょうか?見渡してみると誰しもが何人か、自分のことをしっかりと見てくれている人がいるはずです。阿弥陀仏もそのうちの一人であるということを忘れないようにしてください。

12/05講堂仏参 2022年12月05日(月)17時57分

本日の仏参は、数学科の岩崎先生のご講話でした。

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 岩崎先生は中学3年生の時の思い出について話してくださいました。
 中2から中3にかけて、生徒会長を務めた岩崎先生は、当時京都の中学校の生徒会長が集まって実施した2泊3日の宿泊研修に参加することになりました。その前日も休暇で青春18切符を利用して一日出かけることにしました。その朝にはお父さんが「乗車代金もあげるから、タクシーで駅まで行ったらどうだ?」と尋ねられました。先生は断り、自転車で出かけて路上駐車をしました。 京都駅から自宅まで帰ろうとしたところ、朝に駐めた自転車が撤去されていたことに気づきました。家に帰ると、長時間にわたりお父さんから「研修も行かなくていい(行くな)!」と、こっぴどく叱られたそうです。翌朝の集合場所で、全体の前で事情を話して謝罪し、撤去された自転車を取りに行き、翌日ひとりで電車に乗って研修に合流して発表されました。楽しみにしていたせっかくの2泊3日の研修会は半分のみの参加となり、最終的には手元に自転車は戻って来ましたが撤去されていました。岩崎先生はこの時、「親の言葉を素直に聞いておけば良かった。そしてよく考えて行動すれば良かった」、と後悔されたそうです。
「まさかこうはならないだろう」、という見通しで行動するのではなく、「もしもの場合も想定して行動することが大切です。行動の際の参考にしてください。」と話して下さいました。

第60回全国中学生作文コンクール 2022年11月25日(金)11時24分

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第60回全国中学生作文コンクールにおいて、1年生の竹村紗南さんが京都府の佳作に入選しました。
竹村さんは、生命保険という難しいテーマに取り組み、その重要性を作文にし、見事!今回の入選となりました。調べて、考えて、それを表現する、とても大変ですが人生において不可欠な力です。その力を鍛えるべく、様々な作文コンクールにみんなで挑戦していきましょう。
次は、あなたの番です!

11/21 講堂仏参 2022年11月21日(月)18時42分

本日で2学期期末考査の1週間前となりました。生徒の皆さんはしっかりと自学自習ができているのでしょうか?今週は水曜日が祝日なので、そこでどれだけ仕上げることができるのかが高得点をとれるかどうかの分かれ目です。中だるみをしている生徒も多くみられるので、意識を改めてください。

さて本日の講堂仏参ですが、中学部長の森本先生のお話から1週間がスタートしました。
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森本先生はスポーツが好きで、平安高校のハンドボール部の顧問を30年以上続けています。その中でも一番印象に残っている試合は女子チームが終了30秒前まで同点で、最後の最後にペナルティスローを獲得し、当時のキャプテンがしっかりとゴールを決めたことで京都ベスト4に入ることができたというものでした。
正直なところ、森本先生は勝つことができないと思っていたようですが、当時の生徒たちはハンドボールに真剣に向き合っていて、先生の見ていないときや練習以外の時間にもできることをしっかりとやっていたようです。森本先生は元巨人ピッチャーの桑田真澄選手の著書を引用して、「負けに不思議の負けなし、勝ちに不思議の勝ちあり。努力には表の努力と裏の努力がある。表の努力は家に帰って素振りをするなど目に見えている努力で、裏の努力というのは、トイレ掃除だったり、挨拶や返事であったり、ゴミが落ちていたら拾うことだったり、玄関先で靴が乱れていたらそろえることだったりなど人の見えないところで善い行いをするということである。スキルの上達とは全く関係のない努力ではあるけれど、裏の努力をすることで運やツキ、縁が蓄積される。」「表の努力が全てではなく、目に見えない裏の努力も含めて、その人の実力になる」と伝えられました。これから先、自分自身がどれだけ裏の努力をすることができるのかが成功へとつながっています。自制をし、大事な時により良い結果を出せるようにしてください。

11/14 講堂仏参 2022年11月14日(月)16時24分

本日の仏参は、3年2組副担任で体育科の平井哲司先生のご講話でした。

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 平井先生は、昨年3月末にご病気を医師から宣告され、4月末に手術を受けて以後闘病生活を経験されました。宣告を受けた時は、「なぜ自分が?」ととても大きな衝撃を受けたそうですが、ご家族をはじめ周りの方々のためにも、「生きることを絶対に諦めないでいよう」と決心されました。今年の4月に無事に復職されましたが現在も投薬治療を受けておられます。
その闘病という過酷なご経験から次の三つの事を実感されました。
・挨拶はとても大切で、挨拶から人と人とのコミュニケーションは始まり、そこからさらに相談へと発展させていくことができる。逆に言うと挨拶抜きにコミュニケーション、相談へとは繋がらない。
・当たり前のことを当たり前にできることがありがたいことだ。当たり前のことをやらなかった、というのはとてももったいないことだ。
・人はひとりで生きていくことはできない。どんな状況でも他の人の何らかの支えのおかげを受けている。
上の三つの気づきに共通するキーワードは、感謝です。挨拶に始まり相談にのってもらった看護師の方々への感謝。当たり前のことをできることに対する感謝。そして関わって支えて下さっている方への感謝。日常の中では気づきにくいことも、逆境の中で実感できます。
平井先生の言葉にはとても重みがありました。感謝の気持ちを持ちながら、日々を大切に過ごしていきましょう。