本日の仏参は西本願寺から来られた段證武邦さんで縁起についてのお話をされました。
人はいろいろな縁のつながりで支えられています。一つでも欠ければ成り立っていくことは困難です。皆さんも縁の大切さに感謝をされ、お過ごし下さいということでした。
本日の仏参は西本願寺から来られた段證武邦さんで縁起についてのお話をされました。
人はいろいろな縁のつながりで支えられています。一つでも欠ければ成り立っていくことは困難です。皆さんも縁の大切さに感謝をされ、お過ごし下さいということでした。
選抜特進・一貫特進コース生による受験生宣言が行われました。代表生徒諸君は、生徒と教員が見守る中、「第1志望校に合格するために日々精進します」と、堂々と宣言してくれました。宣言の中には、将来社会貢献をするために大学に進学したいという強い志望理由、進路実現のためにこれからどのような努力をするのか具体的な方策が含まれており、これまでの進路指導で学んだことや考えたことを自分の言葉にすることができました。
宣言をした今日から受験生です。次は第1志望合格に向けて、これまで以上に勉強に励んでほしいと思います。
本日の仏参は西本願寺から来られた渡辺雅俊さんでした。
人生いろいろな中で物事をどう見るか、人と人との出会いをどのように見えているかを経験を通して切実に語られていました。お釈迦様も一人一人の命を尊く見守っておられるということでした。
本日はSUT終わりから、4限目に講堂で成道会をお勤めしました。成道会は、12月8日にお釈迦さまが悟りを開かれたことを記念する宗教行事です。
5月の宗祖降誕会に引き続き、浄土真宗本願寺派布教使の中村啓誠先生のご法話で、「諸行無常(すべてのものは移り変わり、滅びないものはこの世にない)」がテーマでした。その中で、中村先生は「すべてのことには終わりがあるという考えは、人の気持ちを楽にする。ずっと物事が続いていくと、そのものの魅力は半減するだろう」と語られました。次に、アップルの創立者であった、故・スティーブ・ジョブズ氏のことを紹介されました。ジョブズ氏は17歳の時から、毎朝、鏡を見て「もしも人生最後の日だとしたら、君がやろうとしていることは、本当にやりたいことか」と、自分に問いかけていたそうです。中村先生は「いのちというのは短いから、だからこそ今私が何をしなければならないのかがはっきりしてくるのだと思う。ずっと生きているのだったら、人生の目的がわからなくなるんだろう」と、スティーブ氏から教わったと述べられました。
「いのちというのは一瞬一瞬移り変わっている、だからこそ尊い」
今日の成道会を通して「諸行無常」を考え、仏さまに手を合わせながら、それぞれのいのちと向き合う時間になったことでしょう。
本日のお話は10組・12組副担任の成田直也先生です。
「ロボットと聞いて何を思い浮かべますか」から切り出され、ロボットについて語源や歴史について説明されました。ロボットはチェコ語で強制労働を意味する語とスロバキア語で労働者を意味する語から作られた造語。この言葉が初めて用いられたのは、1920年にチェコスロバキア(当時)の小説家が発表した作品の中。日本でも「人造人間」と訳された……特に「弱いロボット」「何もできないロボット」について、人間のフォローがコンセプトのロボット開発の話など、興味深いものでした。人に対して何かしてほしいと要求し、満たされない場合は……、人の場合に置き換えてみて、人のためにこうどうすれば、ついつい見返りを求めてしまいがち、ついつい自分中心、利己的な考えに陥ってしまいます。私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と「自分を犠牲にしても他の人をたすけよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、周りの協力を得ることはむずかしい。自分中心だから、視野も狭くなり、まちがった判断をしてしまいます。しかし、利他の心で判断すれば、周りの人が協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。思いやりに満ちた「利他の心」に立って進んでいってほしい、としめくくられました。
コロナで中断していたPBAのビデオカンファレンスですが、先月から本格的に再開できました。2年前と比べICTツールを使い生徒たりそれぞれがコミュニケーションをとることが可能になりました。
自己紹介から始まり、今回はPBAの校舎案内をしてもらいました。本校とPBAとの共通点や、鳥よけにフクロウを飼っていたり、クラスルームの壁全体がホワイトボードになっていたりと、海外ならではの作りに興味津々で映像を見る生徒たちでした。
次回は次年度になりますが、平安の校舎案内をします。果たしてうまくできるのか・・・・・本来ならば研修旅行でハワイに行けば生徒たちと交流ができるのですが、会えないのは残念です。
*PBAとは「Pacific Buddhist Academy」のことでハワイにある学校です。
本日の仏参のご講話は、6・7組の副担任の鎌田先生でした。
「挨拶の大切さ」について、お話し頂きました。見ず知らずの人でも挨拶をされて不愉快になる人はいないでしょう。顔見知りなら尚更です。一日一日はとても大変で忙しいでしょうが、挨拶の持つパワーを認識し、感謝の心を忘れないようにしたいものです。平安の伝統の中で大切にされてきた挨拶をもう一度見つめ直して、私たちも気持ちのよい挨拶から一日が始められるように変わっていきましょう。
本日の仏参の講師は、5組・9組の副担任の吉田先生でした。
ご自身の妊娠・出産・子育てを通して感じたことについて話されました。
子どもを授かることで分かってきた親への感謝の思い。そして生徒に対しては、「生まれてくること自体に意義があり、自分を大切にしてほしい」との願いについてのお話がありました。
今回の人権学習(高1・高2対象)は『仏教×SDGs×未来の人達の人権』をテーマに京都大学名誉教授松久寛先生の講演でした。コロナ禍、高2生が講堂を会場に直接講演を、高1生は各教室にてオンラインでの視聴による講演となりました。
松久先生はこれからの若い人たちが将来困らないように資源や環境を持続させるためには、資源の使用量を縮小するしかない。たとえば、現在100年分の化石燃料があるとすると、毎年1%ずつ使用量を減らせば、資源の残存年数は増加していく。これが、資源争奪戦争を回避する有力な方法であると話されました。
幸福はものの豊かさだけでなく、他者との共生や創造的な仕事から得られるという考えに触れ、これから私たちはどのように生きていけばいいのか、講演を通し、偏見や固定観念をなくし、互いの尊厳を大切にできる価値観を養ってほしいと願っています。
詩人、坂村真民さんの「あとからくる者のために」の詩を引用します。
あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
ああ後からくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々自分で出来る何かをしてゆくのだ
さあ、今からでもお互い「自分で出来る何か」をやっていきましょう。「あとからくる者のために」、それぞれがんばってみましょう。