新中1を歓迎する気持ちを込めて、生徒会のメンバーが教室の黒板に絵を描いてくれました。
完成は入学式のお楽しみに・・・
本日4限は、中学1年生・2年生の終業式でした。
全員で講堂に集まり、校長先生の式辞の後、休暇中の諸注意を聞いて解散となりました。後期もコロナ禍の影響は続き、学校生活が制限される場面も多くありましたが、最後に音楽祭や校外学習といった取り組みを実施することができました。少しでも、今学年のよい思い出となればと思います。
来月からは、いよいよ新学年が始まります。生徒の皆さんには、明日からの春期休暇を“節目”として有意義に過ごし、四月を新たな気持ちで迎えてほしいと願います。
本日、第74回平安中学校卒業証書授与式が挙行されました。
クラス担任による卒業生全員の呼名の後、学年代表の生徒に校長から卒業証書が授与されました。
各賞の表彰、校長の式辞と続き、卒業生代表からお世話になった方々への「感謝のことば」が送られました。
式の後は各クラスに分かれ、中学最後のHRと謝恩会を行い解散となりました。
新型コロナウイルス対策のため、式の規模を縮小・短縮して執り行いましたが、卒業生には大変思い出深い門出となったことと思います。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。
3月11日(木)に2020年度の音楽祭がおこなわれました。
本当ならば昨年12月に開催される予定のものでしたが、延期となり今日に至ります。
「マスクをつけたままで」「自由曲1曲のみで」という、例年とは違うスタイルでの音楽祭でしたが、どのクラスもこの日のために一生懸命練習してきたのがひしひしと伝わってきました。
最優秀賞は3年1組、優秀賞は2年3組、3年3組でした!
受賞クラスの皆さん、おめでとうございます!!
無事に開催できて本当に良かったですね。
2月22日(月)に今年度最後の仏参がありました。
導師は山口県から来られた阿部智史さんでした。
今日は「いろは歌」についてのお話でした。
阿部さんがご自身の娘さんに「いろは」という名前をつけたという話から始まり、自身の小学生時代に初めてひらがなを習った時の話になりました。
国語の授業でも習いますが、「いろは歌」をどれくらいの生徒が知っているでしょうか?
いろは歌とは、47音のひらがなを重複することなく並べて歌にしたものです。
いろは歌
いろはにほへと ちりぬるを【色は匂へど 散りぬるを】
わかよたれそ つねならむ【我が世誰ぞ 常ならむ】
うゐのおくやま けふこえて【有為の奥山 今日越えて】
あさきゆめみし ゑひもせず【浅き夢見じ 酔ひもせず】
たった47音とはいえ、この歌には大切なことが隠されています。
色かたちあるものはいつかは散っていき、終わりを迎えます。楽しいことや苦しいこともいつまでも続くわけではありません。
特にこの1年、コロナの影響で今まで当たり前にできていたことができなくなり「常」の意味を考えさせられましたね。
阿部さんは、限りある命、必ず終わりを迎えるのであれば、「本当に大切なもの」に出会っていこうとお話されました。
阿部さんのお話の中でも例として挙げられましたが、コロナ禍の今、どうしても見通しが立たず暗い気持ちになってしまいがちです。
ニュースでも取り上げられていますが、先日からようやくワクチン接種が始まり、私たちにとっても希望の光になりつつあります。
「今の状態がずっと続くことはない」という言葉がとても心に沁みましたね。
今回の仏参で現学年での仏参は終了となりました。
4月からはそれぞれ新学年で仏参を迎えることになります。
人の話を聴き、それに対して自分はどうなのかを考える良い時間です。どうしても毎日バタバタと多忙な生活を送っている私たちにとってこの時間はとても大切だと思います。
次年度以降もより良い時間となりますように。
2月20日(土)SHRに、後期の生徒集会が開かれました。
今回の生徒集会では、各委員会の1年間の活動の振り返りがありました。
簡単に各委員会からの報告を紹介します。
【生徒会】
コロナの影響でほぼ活動できず。次年度は委員会の活発化を図りたい。
【保健】
保健だよりの発行や睡眠に関するアンケート、ハンドソープの補充を実施。
【生活】
コロナの影響で活動ができず。次年度は教室内だけでなく廊下などの掲示物の貼りかえなどもおこなっていきたい。
【文化】
コロナの影響で活動があまりできなかったが、次年度は高校生と一緒に連携して活動したり、ポスター製作をしたりしていきたい。
【体育】
コロナの影響で体育祭や球技大会ができなくなったが、1・3年生では球技大会(学年ごと)が実施できた。他にも日々の授業連絡などもおこなった。
【美化】
活動がほぼできなかったが、日々の清掃に重点をおいて取り組んだ。
【風紀】
後期は2回目のベル着チェックを実施。ベル着できているかを点数化してわかりやすくした。前期におこなった1回目のベル着チェックよりは全体的に良くなっている。
今年度はコロナの影響でなかなか思った通りの活動ができませんでした。
次年度は今年度の反省をもとに、よりよい活動ができるようになるといいですね。
中2学年では、書写の授業で取り組んだ書き初めの作品を、北校舎2階コミュニケーションホールにて展示しております。保護者のみなさまにおかれましては、ご来校された機会に、ぜひご覧になっていただきたく存じます。
なお、中1・中2の書写の授業で取り組んだ作品を京都新聞社主催の「書き初め展」に出品しましたところ、本校からは6名が入賞しました。入賞内容は以下の通りです。
・特選(中1:1名)
・準特選(中1:1名、中2:2名)
・佳作(中2:2名)
入賞者は2月19日(金)の京都新聞の紙面にて、紹介されるそうです。また、京都新聞社2階ギャラリーにて入賞者の作品が展示されます(19日~21日)。
入賞者のみなさん、おめでとうございます!
今日は中学1年2組担任の古川先生のお話でした。
冒頭、「世の中にはいろんなすごい人がいる」と始められた先生が、今回ご自身が思う「すごい人」として挙げたのが星野富弘さんという方です。
星野さんは現在詩人・画家として活躍されていますが、元々は群馬で体育教師をされていました。
部活動指導中の事故で首から下が動かない不自由な体となってしまいました。
首の骨も折れているので自発呼吸もままならない状態です。
自暴自棄になりそうな中でも懸命に身の回りの世話をしてくれたのは星野さんの母親でした。
星野さんが有名になったのは「口に筆をくわえて絵をかく」というスタイルが当時珍しかったからですが、最初は絵ではなく、お見舞いに来てくださる方々に手紙(文字)を書こうと思い立ったのが始まりです。
文字を書く、絵を描く、色を作る、色を塗る という作業にもかなりの時間を要し大変苦労されました。
入院から10年後、初めて我が家に帰った星野さん。
その時に「生きてるっておもしろい。人生はまだまだこれからだ!」と感じたと言われています。
とても困難な状況の中で、自暴自棄になったり諦めそうになったりすることもあったと思いますが、その中でのこの言葉は本当にすごいと思います。
私たちも怪我や病気ではなくとも、毎日生きていく中で「しんどいな・・」と思ってしまうことはもちろん誰にだってあると思います。
思い悩んだ時は自分の周りをよく見てください。
必ず自分のことを支えてくれる、自分に寄り添ってくれる人がいますよ。
今日の仏参は実際に星野さんの描いた絵をスクリーンで見ながらのものでした。
どんなものなのか実際に見ることでより理解も深まったのではないでしょうか?
星野さんの生き方に勇気をもらえる、そんな今日の仏参でした。