今朝は恒例の身装点検でした。
「あじみそ」運動の一環で,みだしなみのチェックです。
自分で自分を管理する「セルフマネジメント」が行えるよう,ひとつひとつのことから,自分を見つめ直すことが大切なことです。
本日はお釈迦様の誕生日をお祝いする花まつりを、全校挙げて執り行いました。
講師は本校を卒業し、皆さんの先輩でもある山下瑞円先生でした。先生には6歳を年長に3人のお子さんがおられるそうです。ある時そのお子さんが図書館から借りてきた絵本の中に『地獄めぐり』という絵本があったそうです。この絵本は作者水木しげる氏が幼少時にのんのん婆(水木氏のおばあさん)に連れられてよく行った、近所のお寺に掲げられた数々の地獄絵がモチーフとなっているそうです(また、『ゲゲゲの鬼太郎』にも繋がるようです)。その絵本を気に入った末っ子のお子さんに「これ読んで」とせがまれ、そのリクエストに応えるうちに先生はその内容を覚えたそうです。その本には、「人・動物を殺した地獄」、「嘘をついた地獄」、「うそをついた地獄」を始めとする8つの地獄が示されています。地獄はひとつではないそうです。 先生は「この子達は何を思ってきいているのだろう」と思いながら読み聞かせされたそうです。すると、兄弟の中で「今、うそついたから5地獄ポイント!」という「地獄ポイント遊び」が始まったそうです。そのように遊ぶ姿をみて「生きていく上で、動物を殺さずにいること、うそをつかずにいることは到底無理。生きていくことにより、罪を犯さざるを得ない。」と気づかされたそうです。 罪を犯さざるを得ない人間に気づかされる教え、いけない事とおしえる教え。それが「南無阿弥陀仏」という言葉。全てを知った上で迎え入れてくださる仏さま。平安高校はそれらを知らせてくれる場です。あなたの命はあなたしか生きられない命。それぞれの立場で命を輝かせてほしい。先生は後輩である皆さんに語られました。
花まつりのあと,防災訓練が行われました。
京都には190年間大きな地震が起きていません。
京都には地震が起きないと勘違いしている人がいるかも知れません。いざというときの学校での避難経路と身の処し方を今一度確認できた時間でした。
本日の仏参は教頭の中森寿樹先生のご講話でした。
開口一番「君たちは今、輝いている!」と大きな声で中森先生は叫ばれました。この言葉は、先日ご逝去された平安高校の大先輩、衣笠祥雄氏が、本校の120周年記念講演で当時の在校生に向けて語られた最初の熱いメッセージだったそうです。
先日放送されたMBSテレビ「ちちんぷいぷい」たむらけんじの学校へ行こう!でも、世界へ羽ばたく生徒たちとして本校チアダンス部、フェンシング部諸君が紹介されました。若いみなさんはまさに無限の可能性に溢れています。
しかし、明日もその無限の可能性が同じように続くとは限りません。4月の標語に「明日ありと思う心のあだ桜 夜に嵐の吹かぬものかは」とあったように、いつまでもいまの状態が続くわけではありません。今、ある無限の可能性は、有限の時間の中でこそ活かしていかなければなりません。ここにあるありがたさを噛みしめて感謝しながら励みましょう。
本日は高校2年生最初の仏参で1日をスタートしました。仏参講師は新校長 関目六左衞門先生です。
関目先生は今年度の生徒手帳に「自今生涯」の一部「自今」と記されました。今から始めて生涯努力を積み重ねよ、つまり自らの未来は自らの意志と努力で切り拓きなさい、という言葉に繋がります。
パーソナルコンピューターの父といわれるアメリカの科学者、アラン・カーティス・ケイ氏も同様に、大型コンピューターがようやく実用化された時代に「未来を拓いていこう」と講演したそうです。この講演に感銘を受けたのが若き日のスティーブ・ジョブズ氏(後にアップル社を創設)。その後、様々な業績を上げて成功を収めたジョブズ氏はスタンフォード大学で学生に向けて次のように語ったそうです。”Stay hungry, stay foolish. “ さらに
”Say No.”と。(もっと貪欲に、もっと愚かになれ。そして大切な事を成し遂げる時には、大切ではないものを切り捨てなさい。)「頑張ろう。」と思っていてもついつい疲れて怠けてしまう時もあるでしょう。2年生は学校の主導的な立場となる学年です。ついつい流されそうになる時には、弱い心や怠け心に”No”と言って、強い自分になって未来を切り拓きましょう。
このように2年生を励まして頂きました。いろいろな場面で、龍谷大平安を引っ張っていく皆さんの成長する姿に出会えることを、楽しみにしています。
本日は保護者対象の進路ガイダンスが行われました。
全コース共通の関目校長の話のあと場所を移動して、
選特一貫クラスの生徒の保護者に対して
牧野進路部長より進路についての詳しい話がありました。
進路部長が強く主張した点は
・適切な大学選び
・セルフコントロールの確立
以上の二点です。
二年生という学校に慣れ、受験に近づくこの1年で
いかに受験に対して早くスタートをきれるかが
大変重要になってくる、という話でした。
まだまだ二年生になりたてで受験の意識を持つのは難しいかも知れませんが、
一つ上の先輩を見て、自分が今できることを考えることも必要になってくるのではないでしょうか。