生徒たちは、現在、毎日放課後を利用して、団活動(応援合戦や競技の練習)
に取り組んでいる最中です。来週水曜日の本番に向けて3年生を中心に一生
懸命頑張っています。
今週は体育祭に向けての団活動が始まります。3年生を中心に、赤団・黒団ともに団結して取り組んでほしいと思います。講堂仏参から一週間を始めました。本日の仏参講師は1年1組副担任で宗教科の林重厚先生でした。
林先生は草場一壽さんの絵本『いのちのまつり ヌチヌグスージ』を紹介しながら、平安の3つの大切のひとつ、いのちを大切に にちなんで話されました。『いのちのまつり ヌチヌグスージ』は小学3年生の道徳教科書にも採り上げられている絵本で、数人が「知っている」と意思表示していました。
沖縄県の県花でもある、赤いでいごの花の絵で始まる印象的な絵本の主人公はコウちゃん。石垣の前で三線の音に合わせて踊る人々をみてコウちゃんが「何をしているの?」と問いかけると、「命をくれた人に感謝してるんだよ。」とおばあが教えてくれました。「命をくれた人って?」「ご先祖様っていうんだよ。」コウちゃんに命をくれたのは、お父さんとお母さん。お父さんとお母さんに命をくれたのは、二人ずつのおじいちゃんとおばあちゃん。さらにおじいちゃんとおばあちゃんに命をくれたのはひいおじいちゃんとひいおばあちゃん…。というように、さかのぼっていくと数え切れないご先祖様が私たちに命をくれたことがわかります。
林先生のお祖父さまは輜重(しちょう)兵として戦地に赴かれたそうです。戦地である時、目の前で敵軍の弾があたったことがあり、あと少し場所がずれていたら命を落としていたかもしれない、と林先生に話されたそうです。「その時もし弾がおじいちゃんに当たっていたら、自分は生まれていなかったんだ。」と林先生は実感して、同じように数え切れないたくさんのご先祖様の、誰がひとりでも欠いていたら自分は存在していないことを改めて認識されました。
ご先祖様から受け継がれてきた命のバトンリレー。思いを馳せて、ご先祖様に改めて感謝したいものです。
今週も講堂仏参から一週間がスタートしました。仏参講師は、3年2組担任の前田恭史先生です。
前田先生はまず最初に、自分なりの決まり事、ルールが何かありますか?と問いかけられました。先生は講堂などの舞台に登場する際には、客席から最初に見える姿を意識して一歩目の歩みを決めているそうです。皆さんの中には、勉強する時にスマホ・携帯に関してルールを決めている人もいることでしょう。
次のような実験結果があるそうです。テストの際に電源OFF状態のスマホ類をポケットにいれた状態と、スマホ類を持たない状態とを比較したところ、持たない状態の方が点数は高かった。また、他人のスマホが目に見える所に置いてある状況と、置いていない状況とでテストを実施したところ、置いていない状況の方が点数は高かった。さらに、場面は変わって公園で15分以上の話を聴く際にも、スマホ類をポケットにいれていない方が話の理解度は高かった。
集中力を高めることと、気になる事に意識が向いてしまうこと、との関係は複雑でひととおりに解釈、説明するのは難しいです。気にしないようにしようとする余り、集中力がそがれてしまうこともあるようです。皆さんの中には友達と一緒に勉強したり、音楽を聴きながら勉強したりする方が良い、と言う人もいるかもしれません。
そこで、「自分をどういう状況に置くことにより、コントロールできるか」ということを、自分なりのルールから今一度考えてみてほしい、と結ばれました。
本日午前中に「第2回学力推移調査」を実施しました。
自分自身の学力の伸長度を測る実力テストです。
返却されるのは少し先になりますが、この5ヶ月間の積
み重ねがそのまま結果に表れると思います。
どんな結果が返ってくるか楽しみですね。
楽しかった文化祭が無事に終了して、今日から通常授業が始まります。中学生は講堂仏参でスタートしました。本日の仏参講師は、3年1組担任の泉先生です。
中学生の皆さんからすると、約4倍の人生を歩んでこられた泉先生はまず、「これまでの経験で、いちばん嬉しかった事といちばん悲しかった事は何ですか?」と問われました。皆それぞれに思い浮かべたことでしょう。 泉先生は中学生の頃の記憶をたどってみて、成績が上がったことや、野球の地区大会で優勝したことが嬉しかった事だろう、と思い返されるがあまりはっきりと強烈な記憶としては残っていないそうです。
しかし、いま現在ならばはっきりと答えられるそうです。これまででいちばん嬉しかった、感動したことは、ご長男が誕生されたこと。まさにbeyond description という表現がぴったりだったそうです。一方、ご両親のご逝去がいちばん悲しくつらかった事だそうです。
つまり何よりも大切なことは、命に関わることです。「自分、まわりの人々、今やるべきことを大切にするべきです。」と泉先生は説得力のある言葉で結ばれました。
今日のご講話であらためて気持ちを切り替えて、落ち着いた学校生活を送りましょう。