HEIAN BLOG 高1学年 BLOG

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本日の仏参 2020年12月02日(水)16時50分

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 本日の仏参は、1組担任の山田先生のお話でした。
 山田先生は「無事」という言葉をテーマにお話をされました。この言葉は、山田先生ご自身が高校生の時に、恩師である体育の先生が掲げられていました。体育の授業の時などにけがをすることがないように、この言葉が掲げられていたそうです。
 また、山田先生はこの12月という時期についてもお話をされました。12月は「師走」とも呼ばれ、1年の締めくくりの時期であり、非常に慌ただしい時期でもあります。また、風邪をひきやすかったり、慌ただしいことにより交通事故などが多くなってしまったりしやすい時期ともおっしゃっていました。
 これらのことから、山田先生は学校生活や社会に出たとき無事に過ごせるように願いを込めて、「無事」という言葉を生徒のみなさんに送られていました。「無事」に普段の生活を過ごしていくためにも、自らできることはしっかりとしていきましょう。

本日の仏参 2020年11月25日(水)09時37分

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本日の仏参のお話は、学年部長の松田先生でした。

「せっかく入った平安で、せっかくいただいた日々を、ともに過ごしていきませんか」
「せっかく平安に入ったんですから、平安でできること、平安でしかできないことを、やってみませんか」
「平安の生徒として、平安という名前を背負って、誇りをもってやってみませんか」

平安愛に溢れたお話の中で、松田先生は他の人にはできないことをやってみてほしいというエールを送ってくれました。また、仲の良い人嫌な人、すべての出会いは必然であり、平安での出会いを大切にしてほしいと、温かく包み込むようなメッセージを送ってくれました。そして、1日1回「ありがとう」と口にして、感謝の気持ちを伝えてみませんかと優しく提案してくれました。

平安生活はまだまだ2年以上あります。松田先生の言葉を胸に、せっかくの平安をぜひ楽しんでほしいと思います。

おばあの教え 2020年11月21日(土)14時00分

 「なんくるないさー」という沖縄の言葉を、聞いたことがあるでしょうか。直訳すると「なんとかなるさ」という意味ですが、実は「なんくるないさー」に含まれている意味は、もっと深いのです。「くよくよして自分を縛らなければ、おのずと道は開けていくものだよ。だから、もう心配しないでね」という意味がこめられているのです。
 例えば、何か悩んでいたり、苦しんでいたりする人がいると、ついそばにいる人は、「がんばれ!」と言ってしまうことがあります。でも、悩んでいる人にしてみると、もう十分がんばっているのですから、かえってそれがプレッシャーになることもあります。それよりも、「まあまあ、そんなに心配しないで。きっと、なんとかなるよ。大丈夫だからね」と言われるほうが、ずっと心がラクになり、ホッとしますよね。このような思いで、心をラクにして生きていくことを「なんくる精神」というのです。
 「なんくる精神」は、沖縄の人々が、自分たちがくじけないで生きていくために生み出した知恵だそうです。沖縄では、支配者が頻繁に代わりました。そのたびに、人々は、ライフスタイルの変更を余儀なくされてきたのです。また、台風の被害も多く、せっかく丹精こめて育てた「さとうきび畑」が、たった一夜にして全滅してしまう…ということもあります。でも、そういったトラブルを、いちいち深刻にとらえていては、生きてはいけないのです。いわば、「なんくる精神」は、理不尽な現実の中で、なんとか心をおさめ、前向きに生きていくための琉球人の知恵なのだそうです。
人は生きていれば、自分の思い通りにならないことが、たくさん起こります。自分ではどうにもできないようなトラブルが起きたり、他人から理不尽なことを言われたりすることもあるでしょう。だからといって、毎日くよくよしてもいられないのです。それに、「心配なこと」をいつも考えたり、「不安」をいつも感じたりしていると、「心配や不安の波動」を出すことになり、ますます、そういった事態を引き寄せることにもなります。そのためにも、心をラクで、おだやかな状態にしておくことが大事なのです。
 心が「心配」や「不安」で占領されそうになったら、「なんくるないさー」と大きな声で言ってみませんか。何か突発的なトラブルやアクシデントが起こったときも、すぐに「なんくるないさ!」と大きな声で言えば、本当になんとかなるような解決策が出てくるかもしれませんよ。

本日の仏参 2020年11月18日(水)10時08分

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本日の仏参は関目校長先生のお話でした。
新型コロナウイルス感染予防について再確認されました。
マスクの着用、適切な距離を保つ、手洗い・・・本当に私たちの生活様式が変わりました。予防するのは単純な行動であるが故に、継続が難しいかもしれません。
しかし、学校生活の中で「継続こそが最大の鍛錬・錬磨」であることは実感しているかと思います。いかに素晴らしい・必要な行動でも瞬間的に終わってしまえば何の意味もありません。毎日の積み重ねが、君たちの人生に大輪の花を咲かすことになる。あとは実践に移すだけです。
一人ひとりが自覚を持って、この危機を乗り越えて欲しいと思います。

今週の仏参 2020年11月13日(金)13時00分

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今週の仏参は燧土勝徳副校長先生のお話でした。新型コロナウィルスの流行が広がる中で、マスクの使用により初対面の相手の顔を知らないで過ごすことが多くなってきました。マスクを着けている時に相手の本当の顔がよく見えていないのと同様に、私たちの周りには目に見えないものがたくさんあります。今回のお話ではアメリカのある老夫婦のエピソードが紹介されました。ニューヨークに住むその老夫婦は家に残っている僅か数枚のマスクの一部を寄付し、自分たちの命を犠牲にしてまで他人を思いやる行動を見せました。当時はマスクの買い占めなどが起こり、苦しむ人たちが多かった中で、そんなエピソードがニュースで流れました。この老夫婦の行動のように目に見えない他人への思いやりにこそ本当の美しさがあるのではないでしょうか。龍谷大平安のみなさんも他人への思いやりの心を育ててください。

キャンパスビジットⅠ 2020年11月06日(金)18時00分

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 11月5日(木)・6日(金)の二日間にわたり、キャンパスビジットⅠが行われました。今年は、新型コロナウイルスの影響により龍谷大学ではなく、本校での実施になりました。

 キャンパスビジットⅠでは、文系・理系を含めた「学部・学科」に対する理解を深め、龍谷大学や学部について、疑問を持って自ら調べる。また、大学生と交流することを通して、龍谷大学進学へのイメージを深めるといったことをねらいとしています。
 このことを踏まえ、龍谷大学の先生方による講義(文系・理系学部)や学部紹介動画の視聴、および卒業生におけるパネルディスカッション等のプログラムが実施されました。

 龍谷大学の先生方による講義では、文系学部・理系学部の学びについてお話しいただきました。文系学部・理系学部を代表して龍谷大学より1名ずつ先生におこしいただき、何を学ぶのかをわかりやすく丁寧に説明していただきました。
 また、パネルディスカッションや希望した学部での探究活動では、本校の卒業生が平安高校にかけつけてくれ、後輩たちへ進路選択や大学生活などの助言をしてくれました。
 さらに、これら以外のプログラムも実施され、生徒のみなさんにとって今後の進路を考えていく上での貴重な機会となったのではないでしょうか。今回のキャンパスビジットⅠで学んだことを、今後、進路選択をする際に活かしていってほしいと思います。

本日の仏参 2020年11月04日(水)15時07分

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 本日の仏参は歌唱指導最終日。毎朝のホームルーム仏参で聴き慣れている「さんだんのうた」、はじめてうたう「恩徳讃」、講堂内に響く声量に差はありましたが、回を重ねるにつれ講堂内に響くようになることを願っています。次週からの仏参に備え、開式のことばから仏参形式を通しましたが、この仏参では一人ひとりが自分を見つめるひとときとしてもらいたいものですね。
 わたしたちはこうして毎日龍谷平安に集まって、顔を合わせている。京都で生まれた者ももちろんいれば、大阪で、滋賀で、奈良で、その他さまざまな土地で生まれて、そしてこうして平安に集まってきています。全国にはたくさんの高等学校があるのにこの平安に、世界には78億の人間が住んでいるのにこのわたしたちが、こうして集まってきているのです。互いに顔を合わせるために、出会いをするために……。思えば不思議な縁といわなければならない。時々こうして全員集まって、わたしたちの仲間を確かめ、連帯感を強め、友情を深めたいものです。

読書大会中 2020年10月31日(土)15時41分

 今、読書大会中の平安ですが、本の読み方にはおよそ二通りが考えられます。
 その第一は、早くさっと読んでいく方法です。ひとつひとつの語句の詮索や吟味をやめ、だいたいのアウトラインがつかめればそれでいいという態度でさっと読みとばす。次々にページをめくりながら、その要点だけを頭に入れていくというやり方です。アメリカの故ケネディ大統領は、人の三倍のスピードで本を読んだそうです。吉田松陰は「およそ万巻の書を読むのでなかったら、将来有為な人物になることはできない」と言っています。記録によれば、松陰の読書はあらゆる分野にわたり、しかも驚くべき読書量だそうです。おそらく、この速読という方法によって本を読んでいったのでしょう。この読書法を手に入れて、「万巻の書」を読破してもらいたいですね。そして視野を広くし、高い見識をもってもらいたいと思います。
第二の読書法は、第一の場合とちがって、一行一行を心をこめてゆっくり読むという方法です。一行読んでは考え、さらに一行読んではそれを心の中でかみしめるという方法です。そして、行間にひそんでいる真理の声に耳をかたむけるのです。人はしばしば一行の文によって目が覚め、一つのことばによって心が洗われるものです。私たちは、一行読むごとに心を深くし、ページをめくるのが惜しいような、そんな書物を何冊か座右に備えておきたいものです。それらの本は、必ずや私たちの心を豊かにし、この世に生きる意義について何らかの啓示を与えてくれることでしょう。
 幸い本校にはすばらしい図書館があります。高校生活において、その蔵書のすべてを読破するぐらいの意気ごみで本を読んでもらいたい。また、その中からくり返し読むに価する生涯の書をぜひ見つけてもらいたいですね。視野の広い、そして心豊かな龍谷平安生の誕生を期して……。

本日の仏参 2020年10月28日(水)15時38分

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  本日の仏参は平安の「応援歌」「三帰依文」「念仏」の歌唱練習でした。日々、ホームルーム仏参で耳にしているせいか、「三帰依文」「念仏」はピアノ伴奏にあわせて声も出ていました。初めての「応援歌」は、アスリートコース生(硬式野球部)がリードしてくれたおかげで、講堂内は声高らかな響きでした。

 ♪空紺碧に晴れわたり  地に精鋭の勇姿あり 
   不敗の気魄廩として  戦前すでに敵を呑む 
   ああ風雪に耐えて   鍛えしその腕 
   今日ぞ火を吐け    平安 平安 栄あれ 平安

   みよ伝統の旗かげに  火と燃えたぎる 闘志あり
   不動の決意厳として  ひとたび立たば敵はなし
   ああ風雪に耐えて   鍛えしその技
   今日ぞ火を吐け    平安 平安 栄あれ 平安♪
    
この応援歌を聴くと、作曲された中村武俊先生の思い出が浮かんできます。こんな話をされたことがありました。
  用意ドン。走りにしても何にしても大勢の人が勢いを出してスタートする。 ところが時間がたち、日がたち、年数がたつにつれて「あんなに大勢スタート したのに、もうこんなに少なくなったの?」と思うほどやり続ける人が減って いく。そして、一つのことを十年も続ける人というと、百人のうち一人いるか いないか。いやもっともっと少ない人数になってしまっている。
と。
どんなことでも研究心をもってそのことに打ちこんでいると、その道では相当な「実力者」になっているはずです。チャンスというのは不思議にもその頃に目前にドンと現れてくるのです。そうなれば、もうあなたはなくてはならない「必要な人」になっているでしょう。やってきてよかったと思う時の到来ではないでしょうか。
 さあ、「応援歌」歌詞の「平安」を自分の名前に置き換えてみませんか。そして、自分を鼓舞してみませんか。

SDGsについての講演を聴いて 2020年10月20日(火)19時12分

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本日は龍谷大学政策学部の深尾昌峰教授をお招きして、SDGsについての講演を行っていただきました。

「SDGs(持続可能な開発目標)」。
単語として聞いたことはあっても、具体的な知識がある人は多くないと思います。
しかし、深尾教授は身の回りの事例や具体的な数値を使って、大変わかりやすく説明してくださいました。
私たちが手軽に食べるチョコレートや手に取るサッカーボール。
それが低賃金で働く子どもたちによって届くのだ、と考えながら生活を送る人が私たちの中に何人いるのでしょうか。
日本が二酸化炭素を80%減らすことを目標にしていることを知っている人はいたのでしょうか。

「地球上の誰一人として取り残さない」をモットーに進む様々な活動や考え方。
激変する社会の中で、皆さん自身も取り残されないように情報を得る必要があります。
今日の皆さんの講演の聴き方は大変素晴らしかったです。
今日得た知識をもとに、さらに大きな学びへと昇華させましょう。