校長ご挨拶

学校創立145周年を迎えて

龍谷大学付属 平安中学校・高等学校
校長関目 六左衞門
龍谷大学付属 平安中学校・高等学校 校長 関目 六左衞門

 2021(令和3)年、本年は学校創立145周年の年となります。
 龍谷大学付属平安高等学校・中学校は、1876(明治9) 年、滋賀県彦根市の藩校弘道館の跡に、浄土真宗本願寺派寺院の子弟を教育するために創設された学校「金亀教校」に始まります。その後、「金亀仏教中学」、「第三仏教中学」と名を改め、1909(明治42)年、親鸞聖人 650 回大遠忌を記念して、京都市下京区七条大宮の地に移転し、1910 年に「平安中学校」と改名しました。1947 年 4 月の学制改革にあたり新制中学校を開設し、その翌年には「平安高等学校」を開設。その後、2008(平成20) 年には龍谷大学の付属校となり、2015(平成27)には学校法人龍谷大学と法人合併を果たし、現在に至っています。創立以来 145 年にわたり「浄土真宗の精神」を「建学の精神」とする独自の伝統と校風をつくり、現在も発展を遂げていると自負しているところです。
 2026(令和8)年には、本校は学校創立150年を迎え、記念すべき周年行事を開催する予定を立てています。現在、これに向けての準備の一環としても、施設設備や教育内容の一大刷新を図ろうとしています。その一端を次に紹介いたします。

1.教育環境整備のための校舎の全面的改築について
 中学校においては本年度から、高等学校においては次年度から教育課程(学校の教育計画)の基準となる『学習指導要領』が改正され、「生徒の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」、「情報活用能力の育成を図るため、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ること」などが求められることとなります。
 そこで、本校は、このような教育内容の改善を可能とする環境整備を行うこととし、教室棟・体育館などを全面的にリニューアルすることといたしました。
 既存の校舎棟や体育館を解体し、新北校舎、新南校舎、150周年記念館(仮称、新南校舎の南側)を新築します。併せて、光顔館の南側に新体育館及びクラブBOX棟を建築するとともに、本館(講堂及び職員室等)及び光顔館(体育館及びカフェテリア棟)も一部改修いたします。
 全面的な教室棟・体育館の新築事業は、まもなく着工の運びとなります。工事は6年間にも及ぶものとなりますが、この間、授業やクラブ活動をはじめさまざまな教育活動に大きな影響を与えることとなり、時にはご迷惑やご不便をおかけすることになるかとは思います。可能な限り良好な環境での授業やクラブ活動の実施に全力を尽くしてまいりたいと思います。ご理解とご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

2.生徒の1人1台の端末環境の整備について
 文部科学省は、そのGIGAスクール構想にて、公立小・中学校などでの1人1台の端末環境整備を受けて、「高等学校段階を含む各教育段階においてICT化・オンライン化を推進し、誰一人取り残されることのないよう、デジタル社会にふさわしい対面指導とオンライン・遠隔教育のハイブリッドにより新しい学びを実現していく」こととしています。本校もこの構想を実現するため、新校舎をいわゆるインテリジェントビルともいうべき高度情報化建築物にする予定ですが、これに先立ち生徒1人に1台の端末(指定機種)を購入していただき、その環境整備を図りたいと計画しています。
 龍谷平安の教育のスタンダードを“ICT”におきたいと思います。授業改善をはじめ新たな指導計画の策定や教員研修の取組にも全力を尽くして参ります。

 結びに、学校創立150周年を目指して、現在計画中の本校教育の改善に向けての取り組みの一端を紹介いたしました。教職員の「働き方改革」への対応もあります。課題も少なからずありますが、着実に龍谷平安教育の改善を図ってまいります。皆さま方のご理解とご支援を切にお願いいたしまして、ご挨拶といたします。

合掌