常識を疑うということ
私たちは、知らず知らずのうちに「常識」という殻に包まれていると感じています。「普通でいいから」「みんな、そうやし」「失敗するからムリ」「自分には才能がないから」などなど。そんな思いが、前へ一歩踏み出す、つまり新しい世界へ飛び込む勇気を奪っているのではないでしょうか。
これまで「ムリだ」と思っていたことを実は挑戦すらしておらず、はじめから諦めているケースがあるとするなら、それは本当にもったいないと思います。やってみなければどうなるかわからないことに果敢に挑むことは、若者つまり高校生の特権です。もしその挑戦の結果、うまくいかなかった、失敗したとしたら、それはとてもいい経験としてあなたの成長の糧になります。なぜなら、成功体験よりも失敗経験の方から学ぶことが多く、生きていく上で必要なスキルを手に入れることができるからです。「本気の失敗には価値がある」と常々私は感じています。
周りと比べて落ち込むこともあるでしょう。でも比べるべき相手は他人ではありません。もし比べるとするなら、昨日の自分と比較して、少しでも変化があったかどうかを感じることです。小さな挑戦でも、それが本気であれば大きな意味があります。その積み重ねが、自信となり、あなたの可能性を広げていくことになるのです。
常識を疑うということは、屁理屈をこねたり、なんでもかんでも反対することではありません。自分で考え、自分の意思で行動し、自分の可能性を信じることで、あなたの可能性は、今の成績や評価だけで決まるものではありません。まだ気づいていない「やりたいこと」が、きっとあなたの中にあるはずです。
新しい経験をするということは、不安で怖いものです。しかし、一歩踏み出した高校生だけが、新しい景色を見ることができるのでしょう。どうか自分の力を信じてほしい。常識の殻を破った先には、今よりもっと強くなった自分が待っています。
2026年04月20日