学園紹介

ご挨拶

 

 

学校法人 平安学園 
龍谷大学付属 平安中学校・高等学校 
校長 燧土 勝徳 

  1876(明治9)年滋賀県彦根の地に「金亀教校(こんききょうこう)」として創立され、その後、「金亀仏教中学」, 「第三仏教中学」を経て,1910(明治43)年に現在地にて「平安中学校」を名乗りました。

 本校は創立以来,親鸞聖人のみ教えに基づく心の教育を謳い,宗教的情操の涵養を理想としてきました。その宗教教育の原点は,何といっても,毎朝,仏さまにお参りする仏参であります。この仏参を通して,知・徳・体の知育・体育の土台となる徳育,本校では宗育と申しますが,「こころの知性」(EQ)を磨くのであります。

 それでは,私のご挨拶としてEQのお話しをしたいと思います。
 みなさんは I Q をよくご存じだと思います。「知能指数」です。しかし,I Q のように数字では表せない大切なものがあります。それがEQなのです。EQとは「こころの知能指数」のことで,EQのEは英語のEmotionalで“情緒”や“感情”と訳されております。つまり“こころ”のことです。EQは,今から15年ほど前に注目された言葉であり,どちらかというとビジネスの方面で「こころの鍛え方」などのタイトルで本が出されたり,ビジネスの上で成功するには I Q だけでは足りない,とか言われていたものであります。
 私は,人間の「言動」つまり,言葉と行動はすべて心の有り様(よう) に始まると考えています。
仏教では人間の欲望を大きく三つに分けております。その三つとは、貪欲(とんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴(ぐち)で三毒の煩悩 (ぼんのう) と言います。すべて字の如く,貪欲は貪り欲すること,瞋恚はいかりのこと,愚痴はブツブツと愚痴ることです。いずれも,自己中心の考え,それにもとづく事物への執着心から生ずるものであります。つまり,心の有り様なのです。わかりやすく言いますと,自分の心をどのようにコントロールするかということです。
 心の持ち方,感情を落ち着け,情緒を常に安定したところには,素直な心と謙虚な心が根づきます。その心の有り様をみんなが意識して日々の生活を送れば,本当にすばらしい人間関係や環境が築けるはずなのです。
 本校では,何よりもまず第一に「生活偏差値」を高めようということを重点目標にしております。実は,この生活偏差値の基本になるのがEQ(心の知能指数)なのです。このEQを高めることが,人間力を高めることになり,ひいては学力向上に繋がると確信しております。
 具体的に言いますと、平安には3つの大切があります。
 「ことばを大切に・じかんを大切に・いのちを大切に」です。難しい言葉で言えば建学の精神です。これは、平安がどういう人間づくりを目指し,教育活動を展開するかを謳ったものです。
 まず「ことば」は心の表れだから、素直な心と謙虚な心を持って、常に心を整えるようにしなさい。 
 次に「じかん」は時々刻々と進んでしまいます。今日すべきことを明日に延ばしてはいけません。今という時間を大切にしなさい。
 最後に「いのち」を磨くのは自分しかいません。いつまでも親や先生を頼ってはいけません。今は自分のいのちを磨く時です、しっかり磨きなさい。
 我々教職員は,みなさんに叱咤激励の声を常にかけ続け,特に担任は,みなさん一人一人と膝をつき合わせ対峙し,しっかりと関わっていきます。みなさんはEQを高めるべく心豊かな学園生活を送られることを願っております。

 

 


このページのトップへ