考古学部 日誌
日付:11月7日木曜日 参加者:4名 欠席:1名 記入者:2年
本日の内容
本日は見学会で学んできたことを皆でそれぞれまとめました。
第2次朝堂院、朝廷、遣唐使船、朱雀門、東院庭園、遺構展示館など、担当を分担してまずは記憶の鮮明なうちに文字化しました。これらをもとに、全員の記憶を書き足していく予定です。
(見学会の時の写真です)
考古学部 日誌
11月5日火曜日 参加者:全員 記入者:1年
本日の内容
見学会明け初の部活は、部員同士で学んだことや感想を共有しました。今後の活動日誌で学んだことや感じたことを皆さんにもお伝えしていこうと思います。本日は、その一部をご紹介!
初めて訪れた平城宮跡には驚きが沢山あった。特に大極殿が二つあったことが印象に残った。第一次大極殿の建設法やデザイン、歴史を学べたのはもちろんのこと、聖武天皇の権力の大きさも一緒に実感することができた。(1年)
前来た時と着眼点を変えて学習することができた。特に印象に残ったのは東院庭園。初めて見て、その景色に感動したから。(2年)
実際に見て、平城宮跡の規模や当時の仕事を体感できた。その技術が今に受け継がれていることが印象に残った。(2年)
門のできる過程は前に見たことがあり、感動していた。しかし、完成したものを初めて見るとそれを上回るほどの感慨深さを感じた。それだけではなく、遣唐使船で海を渡ることの過酷さも学べた。仏教を伝えるために日本へ来た鑑真は本当に偉大な人だったのだ、と考えられた。(2年)
政治の中心に立てたこと自体、感慨深いものだった。何回か訪れていたが、今までと違う第二次大極殿院や東院庭園などにも行け、より一層奈良時代を感じることができた。平城宮の規模そのものも、律令国家のスケールを示唆していた。また、歴史だけでなく文化も学ぶことができた。(2年)
好天のもと、スケールの大きな史跡平城宮跡から部員それぞれに得たものがあったようです。復元された実物大の建物はわかりやすく、基壇や礎石からかつての様子も想像出来たことでしょう。それもこれも、広大な遺跡がそのまま遺されているおかげです。棚田嘉十郎氏の偉大な業績も学べました。実りの多い、よく歩いた1日でした。
今日から部員を半分に分けた稽古が始まりました。恒例の秋季茶会開催を見送り、人数が多い2年生の点前の完成度を上げるため、2グループ制をとることにしました。
春先までは18時終了ですが、2年生は2ヵ所で全員が点前指導を受けられ、後見もまわせるようになりました。
1年生の方も人数が半分になり、空いている2年生がきっちりと指導して、稽古に取り組んでいました。
10月31日はハロウィンということで、かぼちゃおばけの上生菓子を出しました。きねや老舗の店主に製作依頼し、定番だけど可愛いかぼちゃおばけに、部員たちにも好評でした。
考古学部 日誌
日付:10月31日木曜日 参加者:全員 記入者:1年
本日の内容
本日は前回に引き続き、見学会についてのプランを立てました。後日の考古学部ブログにて、その時の様子や部員の感想などをお届けしたいと考えておりますのでお楽しみに!
・・・ということで、本日は部員の「ちょっと聞いてほしい、考古学の話」を部内で共有しました。
先日、高槻市(大阪府)にある今城塚古墳へ見学に行きました。今城塚古墳は埴輪祭祀区が見つかったことで有名です。が、今回の話題はそのことではありません!(もちろん魅力いっぱいで話したいのも山々ですが・・・)今回の話題の中心は、「今城塚古代歴史博物館」内に展示されていた、とある鏡です。
こちらの博物館では今城塚古墳で出土した遺物だけではなく、その周辺の古墳で出土した遺物も展示されています。その中でも特に目を引くのが写真の銅鏡です。安満宮山古墳(高槻市)で出土した「方格規矩四神鏡(ほうかくきくししんきょう)」という鏡です。この鏡、ただの銅鏡では無いのです。なんと、卑弥呼が魏(今の中国)から授けられた鏡だと言われているのです!この鏡に刻まれている「青龍三年」という年が卑弥呼の活躍時期とぴったり一致するのだそう・・・邪馬台国の所在地をめぐる議論に一石を投じたこの銅鏡。もうじき展示期間が終了するそうです(もったいない・・・)。本物が展示されている間に、ぜひ、今城塚古代歴史博物館に足を運んでみてください!
明日から「私学展」が開催されます。
これにあたり、本日は展示準備日となっています。
部員にとっては、初めての京都市京セラ美術館での展示となります。
午後からは審査員による審査がおこなわれ、各部門の入賞作品が発表されます。
是非、ご鑑賞頂きますようお願いいたします。
日時;2024年11月1日~3日
会場;京都市京セラ美術館
2024年10月24日(木) 参加者:全員 記入者:2年生
今日は、主に日程が決まった平城宮跡への遠足の計画を立てるための情報収集を行いました。京都駅から大和西大寺駅(平城宮跡最寄駅)までの運賃、平城宮跡内にはどのような施設があるのかなど、当日の動きにかかわる情報を収集しました。また、当日に平城宮跡で何を学ぶのかについてもそれぞれ考えました。ある部員は天平文化を学ぶこと、またある部員は大極殿を観察することを目標としていました。当日が楽しみです。
加えて、西欧の建築様式の変遷について雑談もしました。楽しみながら知識がふえることも、また歴史の学び方の一つではないでしょうか。
10月22日(火) 参加者:全員 記入者:2年
今日は石橋先生が来てくださり、橿原考古学研究所附属博物館で秋季特別展として開かれている「甲冑 – 古墳時代の武威と技術」展にかかわるお話をしてくださいました。石橋先生によると、「甲冑」の「甲」が胴を覆う鎧、「冑」が兜のことを指すのだそうです。「甲」について、古墳時代中期ごろまで用いられた「短甲」、朝鮮半島から伝わり古墳時代中期以降に用いられた「挂甲」といった形式面、弥生時代までの木、それ以降の青銅・鉄といった材質面を教えていただきました。また「冑」に関しても、通常の兜、庇付、衝角付という3つの形式についてお話しいただきました。さらに、古代の甲冑研究に多大な貢献をされた故 末永雅雄先生の功績についても知ることができました。
考古学はモノから歴史を紐解く学問。「甲冑」展のように実際のモノにふれることのできる機会には、積極的にかかわっていきたいものです。
今日は中間考査明けの稽古で、前半はいつもどおり茶会形式で稽古をしました。
今回3年生の卒部式を兼ねていたので、主菓子は梅泉堂の秋桜(コスモス)を出しました。
コスモスは外来品種の花ですが、秋に咲いて桜の花びらに似ていることから「秋桜」という和名が付いています。
そして、後半は3年生たちが和室を訪れて卒部式を行いました。残念ながら1人欠席でしたが、6人はそれぞれ2年生たちから寄せ書き色紙、藪内流の先生よりお家元からの奨励証を受け取りました。この2年間半稽古に励み、非常にまとまりのある(一体感のある)代でした。