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考古学クラブ 活動 2025年02月04日(火)18時40分

2025年2月4日 日誌     参加者:全員  記入者:2年

今日は、石橋先生が見てこられた神武天皇陵御休所建仁寺垣改修工事に伴う立会調査の成果、およびそれに伴って公開された、普段は立ち入りが禁じられている区画の様子についてお話を伺いました。

まずは建仁寺垣改修工事に伴う立会調査について。「御休所」とは、皇族などが神武天皇陵に参拝なさる際に使用される建物ですが、その近くの建仁寺垣(竹垣の一種)の根元の地面が老朽化に伴う改修工事で一部掘り起こされました。そこでわかったのは、神武幕末~明治期および大正期になされた盛り土の下には、江戸期の田畑であったころの地表が確認されたといいます。現在の神武天皇陵の形は幕末・明治期に整備されたものであることが改めて証明されました。

次に、普段立ち入りが禁止されている区画について。この区画の地表にはいくつかの礎石が露出しています。石橋先生はそこで7つの礎石のようなものを確認されました。なお、地図には礎石が約11個示されていますが、それらを全ては見つけられなかったそうです。また、これらの礎石の材質・形が異なっていること、掘り起こされたような恰好になっている礎石があることを踏まえれば、この礎石群は一つの建物の礎石遺構ではなく、幕末・明治期の整備にあたって異なる場所から集められた雑多な礎石の集合体であるとみなすことができるといいます。しかし、古代において礎石はほぼ仏教寺院にしか用いられない建築技法なのであって、かつてこの場所に寺院があったことは確実といえます。ある学者によれば、飛鳥池遺跡出土木簡にある「山本寺」がこの廃寺のかつての名前であるそうです。

写真資料を見ながら古代史についての新たな情報を知ることができ、関連して日本の起源についても考えを深めることができました。

考古学クラブ 活動 2025年01月23日(木)18時31分

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考古学部 日誌

1月23日木曜日 参加者:全員 記入者:1年

本日の内容

 本日はゆっくり活動DAYでした。年報の制作を進めたり、活動の合間に英語検定の勉強をしたり・・・各々、有効的に時間を使いました。

 年報は今年3月に完成する予定です。私たち自身もどんな作品が完成するか楽しみです!

考古学クラブ 活動 2025年01月21日(火)19時02分

1月21日(火) 欠席者なし 記入者:2年

今日は伝承や古書籍の内容と実際の遺跡とのかかわりについて、石橋先生のお話から考えました。神話や伝承の背景には歴史的な出来事があり、全くの作り話ではない場合があることを改めて実感しました。

考古学クラブ 活動 2025年01月14日(火)18時32分

1月14日火曜日 欠席者なし 記入者:2年

明けましておめでとうございます(遅くなりました)。今年もよろしくお願いします。新年初めての部活でした。今年の目標をみんなで話しあい、気を引き締めました。また、それぞれ各自のレポートと展示室のリニューアルについて去年と同様に行いました。

新入生に来てもらえるように日々精進していきます。

考古学クラブ 活動 2024年12月19日(木)18時28分

日誌 2025年12月19日(木) 

参加者:全員 記入者:2年生

今日は2024年最後の考古学部の部活動でした。主な作業は、部誌作成のための各自での調べ事とそのまとめとなるレポートの作成と、考古学展示室に陳列されている須恵器をはじめとする考古遺物の、より分かりやすい解説文(キャプション)の作成作業でした。普段はにぎやかな部室ですが、今日は各々自身のテーマに沿った調べ学習や展示されている遺物の詳細な観察を黙々と行いました。また6月に出かけた春季遠足の概要をまとめる作業も行い、改めて春の見学を振り返ることができました。

来年も、引きつづき部誌・展示室リニューアルなど、考古学部の活動に精を出していきたいと思います。

考古学クラブ 活動 2024年12月17日(火)17時48分

考古学部 日誌

12月17日火曜日 参加者:全員 記入者:1年生

本日の内容
自動的に生成された説明 今回は、第8回考古学写真甲子園に応募する写真を選考しました。それぞれが自分の撮った古墳を見せ合い、一番良いものを選出しました。部員ごとに個性があり、また、どの写真にも味がありました。そのおかげで、特別な1枚を選ぶのに苦労しました。

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今回取り上げている写真は、ある部員が撮ってきたものの一つです。左の小さな丘が古墳だそうです。秋晴れの中に滑り台と古墳。風情のある良い写真です。

*前回の記事の答え

 前回の記事に合った埴輪は「鹿形埴輪」でした。鹿が見返りをうっている様子が埴輪になっています。

考古学クラブ 活動 2024年12月12日(木)16時34分

考古学部 日誌

12月12日木曜日  参加者全員  記入者1年

本日の内容
自動的に生成された説明 本日も前回と同様、展示室のリニューアル企画を進めました。ある部員は土師器(はじき)の解説を足して分かりやすく説明しようと工夫を凝らしていました。来年の文化祭で、いろんな方に考古学に親しんでもらえるよう、部員一同でどんどんリニューアルしていこうと思います。乞うご期待・・・

また、部活の年報に載せる記事を書いている部員もいました。今回はその一部をご紹介・・・写真の埴輪は何の動物の埴輪でしょう?考えてみてください。
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考古学クラブ 活動 2024年12月10日(火)18時15分

考古学部日誌

出席者:全員 記入者:二年生

本日は、展示室を見学に来たどんな年齢の人も気持ちよく土器などを観察できるように、わかりやすい展示室に改良しようと考え、一部を実行に移しました。計画としては、まず簡単に内装をきれいにします。次に、土器の解説が一部しかないことから、他の土器の解説も説明板に書いて土器の横に置いておくという感じです。
次回も引き続き説明板の制作を行う予定です。
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考古学クラブ 活動 2024年12月05日(木)18時36分

考古学部日誌 

出席者:全員 記入者:2年

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今日は部活の今後の方針を定めました。具体的には、

紀要(年報)制作に向け、各部員が執筆するテーマの決定

考古学展示室内の須恵器を効果的に活用する方法

の2つです。まず①の紀要は、部員増加のための広報を強化する、また今行っている活動を未来に残すという目標のもと、年度ごとの発行を予定しています(名前はお楽しみに!)。そこで、各部員が各々興味のある「モノ」の歴史に関するレポートをまとめることになっています。「モノ」を中心にするのは、考古学が「モノ」から歴史を紐解く学問だからで、加えて部室に隣接する展示室の考古遺物の有効活用にも繋がります。また②で挙げた「須恵器」も、わが部が誇る収蔵品のひとつです。須恵器とは、古墳時代に伝えられた土器の一種で、灰色がかった色調などが特徴的な硬質の土器です。考古学部の先輩方はその須恵器の窯跡の発掘に参加し、そして数多くの遺物を部に残されました。その先輩たちの努力・成果を受け継ぎ、活用し、未来に伝えるためにも、須恵器の有効活用の方法を考案していくことが大切だと感じます。

考古学クラブ 活動 2024年12月03日(火)18時31分

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12月3日火曜日  参加者:全員  記入者:1年

本日の内容

 本日は、石橋先生に飛鳥宮跡で発見された天武天皇の内裏正殿(だったのではないかと言われている建物)についてのお話をして頂きました。飛鳥宮跡の調査で見つかった掘立柱建物跡の中で、これまで一番大きいものはエビノコ郭にあった大極殿跡でした。しかし、今回の調査でそれよりも大きい掘立柱建物跡が見つかったのです。それが、天武天皇の内裏正殿だと考えられているそうですよ。(根拠は→一番外側の柱の間隔が他と比べて広い点が平城京の内裏と共通している/発見された建物の規模からするに、天皇の内裏であると考えられる)

 飛鳥宮、と聞いても自分の知識不足もあり、良くも悪くもぱっとした印象がありませんでしたが、今回のお話を聴いて、また一つ知識を増やすことができました。今後も、活動の中で飛鳥宮跡の知識について深めていこうと思います。

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