今月より講堂前(本館3階)に一字作品を展示しております。記念すべき第1回目は、高3の栗林美妃さんの作品「美」です。
展示するにあたり、額縁も部員たちで手作りしました。そういう面でも、部員一人ひとりの思いが詰まった展示となっております。たくさんの方々にご覧いただけると幸いです。
芸術の秋です。書道部では、10月22日(土)と11月6日(日)の2日に分けて、作品鑑賞会を実施しました。
10月22日(土)はみやこめっせで開かれた京都高等学校総合文化祭、11月6日(日)は京都市美術館別館で開かれた私学展の見学に行きました。
自分たちの作品が展示されているのは嬉しいことですが、他校の同年代の人たちの作品を観るのも刺激になります。
なお、6日(日)には美術館近くの藤井有鄰館にも行きました。こちらは月に数回しか開館されていないかわりに、普段なかなかお目にかかれない国宝の書道作品などが展示されています。公開時間が短いからこそ、作品を傷めずに展示ができるとのことで、貴重な作品をたくさん見学でき勉強になりました。
霜月になりました。今月の聖語板は高3の天川岬さんが書きました。堂々とした字からは大きなパワーを感じます。
「宮」と「商」は雅楽の音階で、この二つはいわゆる不協和音になる関係だそうですが、それまでもが「和」となるお浄土の世界を表現していると聞かせていただいております。「和」といえば今年は聖徳太子の没後1400年の御遠忌の年です。「以和為貴」の精神を大切にしたいものです。
(聖語の詳しい内容につきましては、宗教教育blogも併せてご覧になってください)
神無月になりました。今月の聖語は高2の新垣香葉さんが書きました。行書の魅力がたくさん詰まった仕上がりになったと思います。
法句経は釈尊のみ教えを集めたものです。こうして今ここに生きているということは、自分一人の力ではなく、数多くのおかげによって生かされているわけで、どんなに難しいことであるか、と経典は説いているそうです。人間に生まれた幸せ、生かされている幸せ、この「あるのが難しい」から、感謝の念を表す『ありがとう』という言葉になったと聞かせていただいています。
聖語の詳しい内容につきましては、宗教教育blogも併せてご覧になってください。
長月になりました。今月の聖語板は高3の石村優衣さんが書きました。しっかり丁寧に書かれており、書の基本を大切にしていることが伝わってきます。
今月の聖語は親鸞聖人のお言葉です。疑問に思ったことをとことん究明し、自分なりの答えを見つけていくことは近年特に重視されています。当たり前だと思っていたことも、本当にそうなのか自分の目で確かめたいものです。「なぜだろう」と考えましょう。そこから「哲学の旅」が始まります。
(聖語の詳しい内容については、宗教教育blogも併せてご覧ください)
葉月になりました。今月の聖語板は、高2の今井純太君が書きました。一画一画が丁寧に力強く書かれています。
『教行信証』は親鸞聖人の主要著書ですが、今月の聖語はその結びにあるものです。お正信偈にも「本師源空明仏教」とありますが、親鸞聖人は師匠である源空(法然)上人との出会いにより、お念仏に出遇うことになります。私たちも師から受け継いだものを、後輩たちに伝えていきたいものです。もちろん、積極的に師に教えを請う姿勢も大切にしたいですね。
(聖語の詳しい内容については、宗教教育blogを併せてご覧になってください)
文月になりました。今月の聖語板は高3の河本遥花さんが書きました。しなやかな柔らかさがあり、優しい感じがします。
頭ではわかっていても、なかなか行動に移せないことがことがあります。常々思うことですが、最大の敵はいつでも自分自身です。
(聖語の詳しい内容については、宗教教育blogを併せてご覧ください)
水無月になりました。今月の聖語板は高3で前部長でもある西﨑夏里南さんが書きました。やはり最高学年であり、部長経験者ということもあり、安定感が抜群です。
お正信偈の中にも「貪愛瞋憎之雲霧」とあるように、私たちはどこまでいっても欲望の霧の中で迷っている存在です。その貪欲さが満足を感じさせず、自分の心を苦しめているように思います。一方で、もっと上手になりたいという向上心がないと、成長はありません。日々の練習に精進してまいりましょう。
(聖語の詳しい内容につきましては、宗教教育blogを併せてご覧ください)
弥生になりました。今月の聖語板は高3の和泉悠太君が書きました。
これまで、ふれあい書道展で「筆都大賞」を受賞するなど、数々の賞を受賞してきた実力はさすがです。
今月の聖語は「仏説阿弥陀経」からですが、槇原敬之さんの名曲「世界に一つだけの花」の詞のモチーフになった話は有名ですね。
新たな出会いの季節。書道部では新入部員を募集中です。それぞれの輝きを放って、それぞれの花を咲かせていきましょう。
(聖語の詳しい内容については、宗教教育blogを併せて5ご覧ください)