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ネイチャー部 自然観察会をおこないました 2015年06月16日(火)18時22分

 6月14日の日曜日に,ネイチャー部の自然観察会をおこないました。

 今回は,元京都女子大学教授の高桑先生が開催される観察会に同行する形になりましたが,テストが近いために,残念ながら参加した生徒は少なくなってしまいました。

 観察会自体は雨に降られることもなく,京都の北山のいろいろな自然をゆっくりと観察することができました。

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 タニウツギやコアジサイに加えて,珍しいギンリョウソウの花や,天然記念物のモリアオガエルの卵も見ることができました。

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 一か月の間に,同じ場所でさまざまな自然の変化が見られるのも,自然観察会の大きな魅力です。

ネイチャー部 アカハライモリの赤ちゃんが産まれました 2015年05月30日(土)10時29分

 ネイチャー部でしばらく前から飼育しているアカハライモリが次々と卵を産み,クラブではそれらを日付別に試験管に分けて,毎日観察と水換えを続けてきました。

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 ところが今週のはじめに,最初に生まれた卵から幼生が孵化しているのに生徒が気付き,それから毎日孵化した幼生の数が増えています。
(下の写真の○印に1匹ずついるのがおわかりでしょうか)

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 クラブの生徒たちは大喜びで,毎日の観察を楽しみにしています。これから成体になるまで半年ほどかかるようですが,大切に見守りたいと思います。

ネイチャー部 京都北山方面自然観察会をおこないました 2015年05月26日(火)15時26分

 5月24日の日曜日に,ネイチャー部で京都の北山方面(京都市左京区大原尾越町)で自然観察会をおこないました。

 この観察会は,元京都女子大学教授の高桑進先生が主催される自然観察会に参加する形での実施になりました。また,この場所は,一昨年の台風で道路が複数箇所で被害を受け,復旧するのを待って久々の開催になったものです。

 今回クラブとしては,今年度の新入部員の中学1年生5名,高校1年生2名と,上級生を合わせて合計11名の参加となりました。

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 京都市内を出発し,現地(ここも京都市内ですが)までマイクロバスで2時間弱,そこから徒歩で出発になります。
 途中では,樹齢数百年と考えられているアカマツの倒木の枝を,ノコギリで輪切りにして年輪を確認したり,春の山の花を観察したりしながらゆっくりと山道を歩きました。

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 最後に,北山独特の台状スギ(芦生スギともいいます)の巨木で記念撮影をした後,出発点までゆっくりと林道を下りました。

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 4月の29日に,この近くでおこなわれた観察会に参加した生徒の中には,一か月ほどの間に山の風景が変わることに感心する生徒もいました。

ネイチャー部「いのちの森」の生態調査に参加しました 2015年05月18日(月)15時12分

 16日の土曜日,ネイチャー部は梅小路公園内のビオトープ「いのちの森」で生態調査に参加してきました。

 この日は高校総体で,体育系クラブ員以外の生徒は自宅学習日だったため,毎月第3土曜日の午前中に行われる生態調査に高校生2名が参加できました。

 この調査は,市民ボランティアなどの方々によって,植物,鳥類,きのこ類などのさまざまな調査が継続的に行われているものです。
 今回は植物の調査に加わり,これまでにビオトープ内で確認された500種(!)以上の植物について,手分けして植物の有無だけでなく,花や果実の状態について確認するというものです。

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 生徒たちは,いつもの自然観察会のように説明してもらうのではなく,自分たちで調べて尋ねるやり方に,最初のうちは戸惑っていましたが,植物につけられた名前の札を確認し,花や果実を見つけて,係の方に名前を教えてもらいながら要領を覚え,色々なことに気づくようになりました。

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 今回は植物の調査でしたが,今後は鳥類やきのこ類などの調査にも参加したいと思います。

ネイチャー部 私立理科研究会の自然観察会に参加しました 2015年04月30日(木)20時02分

 昨日の29日,ネイチャー部の自然観察会をおこないました。
 今回は,京都府私立中学高等学校理科研究会の主催で,京都の北山方面でおこなわれた春の自然観察会に参加する形での実施です。

 天気予報では「曇り時々晴れ」となっていましたが,幸い当日は晴天に恵まれ,本校以外の参加も多く,各校の先生方や生徒たちで総勢60名を超える盛会となりました。

 開催地は,京都府と福井県の県境近くにある「八丁平」という高層湿原で,貴重な植物が数多く見られるところです。

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 マイクロバスを降りて,目的の八丁平までの山道でも,植物に詳しい講師の先生から説明を受け,春の草木の花を観察しながらのゆっくりとした行程になりました。

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 植物の観察だけではなく,ナラ枯れやシカによる食害などの状況も実際に体験することができ,生徒たちにとっても非常に有意義な観察会になりました。

ネイチャー部 新年度第1回の自然観察会をおこないました 2015年04月18日(土)18時56分

 久しぶりの晴天で,気温も上がり春の陽気いっぱいの今日,ネイチャー部の今年度第1回の自然観察会をおこないました。

 今日の観察会は,毎月第3土曜日に梅小路公園内の「いのちの森」で開催される自然観察会に参加する形での実施です。
 また,新入部員の2名も加わり,昼食後に6名で公園に向かいました。

 今回のテーマは「さくら」。最初に日本のいろいろな桜の種類について説明を受けたあと,実際に公園内のさまざまな桜を観察しました。

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 いわゆる「お花見」の代表のソメイヨシノはすでに花は終わりましたが,八重咲きの桜は今がちょうど満開。
 いろいろな品種の違いを確かめながら,思いがけない「お花見」に,クラブ員たちもとても喜んでいました。

ネイチャー部 自然観察会をおこないました 2015年03月16日(月)18時56分

 昨日の日曜日,ネイチャー部の自然観察会をおこないました。

 最初は学校からすぐ近くにある梅小路公園内にある「いのちの森」で観察をおこないました。
 この「いのちの森」は,都心に自然をとりもどすことを目的とした復元型のビオトープで,京都ではもっとも非自然的、非生物的であった都心に、まとまった生き物主体の空間が整備されたのは画期的といわれる場所です。

 「いのちの森」のあとは,北区の宝が池公園に移動し,冬の野鳥を観察しました。

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 新聞の記事で,オシドリが来ていることがわかっていましたが,クラブの生徒たちがまいた「鯉の餌」に水鳥も集まってきて,間近にマガモやオシドリを観察することができました。

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 また,梅小路公園ではほぼ満開だった梅も,宝が池公園ではまだつぼみで,同じ京都市内でも気温の違いを実感することができました。

ネイチャー部 今年最後の自然観察会をおこないました 2014年12月29日(月)13時18分

 28日の日曜日,ネイチャー部の今年最後の自然観察会をおこないました。
 今回は,西京区にある京都市洛西竹林公園と,桂坂野鳥遊園の2か所をまわることにしました。

 洛西竹林公園は,洛西ニュータウンが開発される前の竹林の様子や,竹の生態,竹の資源としての活用などを展示した資料館や,日本各地のさまざまな竹を植栽した生態園などがあります。

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 竹林公園の見学の後は,7月に一度訪れた桂坂野鳥遊園に移動して,冬の野鳥と,冬の山の植生を観察しました。

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 野鳥は観察小屋からマガモとカルガモが観察でき,散策では夏と冬の植生の違いを観察しました。
 特に,冬の山は落葉樹がほとんど葉を落としているので,展望台からの眺めも抜群でした。

ネイチャー部 冬の自然観察会をおこないました 2014年12月10日(水)17時36分

 12月7日の日曜日,ネイチャー部で冬の自然観察会をおこないました。
 今回の内容は,6月に一度おこなった龍谷大学の瀬田学舎演習林での炭焼きと,龍谷の森の自然観察です。

 夏に一度経験していますので,クラブ員たちは元京都女子大教授の高桑先生の指導のもと,てきぱきと炭焼きの作業に取り組みました。

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 炭窯の火を落としてから冷えるのを待つ間に,冬の龍谷の森を散策しました。夏とは一変した森の変化に,クラブ員たちは興味深く見入っていました。

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 炭窯を開けて,焼き上がった炭を確認しましたが,今回はとても良い炭ができていました。また,炭窯の上に置いておいた焼き芋をおいしくいただきました。

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ネイチャー部 自然観察会をおこないました 2014年11月04日(火)19時15分

 11月3日に高槻市の鵜殿のヨシ原で,ネイチャー部の自然観察会をおこないました。
 今回の観察会は,「SAVE JAPAN プロジェクト」の一環で,日本各地の環境団体と各地のNPO支援センターと企業などの協賛でおこなわれているプロジェクトの一つ,「世界一のヨシ原を楽しもう!~「鵜殿のヨシ原」でカヤネズミの巣を探そう!編」に,部の活動として参加したものです。また,この鵜殿のヨシ原は,夏にツバメのねぐら入りを観察した場所でもあります。

 カヤネズミは人の親指ほど(体長7~8cm)の日本で最も小さいネズミの一種で,鵜殿のヨシ原のようなイネ科植物の生える場所に巣を作って生活しています。

 カヤネズミ自体は夜行性のため,実際の姿を見ることはできませんが,高さ1m前後に作られる巣を,講師の畑先生の説明を受けながら,皆で探しはじめました。
 最初のうちは,どこにあるのか全くわかりませんが,目が慣れてくると生徒たちも次々と巣を見つけるようになりました。

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 巣は,オギなどの植物の葉を,歯と手を使って細く裂き,それを器用に編んで直径10cmほどのボール状にしたものです。

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 最近は,護岸工事や外来植物の侵入などで,カヤネズミの生活する場所がどんどん減少しているそうです。
 生徒たちも説明を聴き,環境問題の一つとして色々考えるところがあったようです。